Amazon Web Servicesが42%の収益増加

企業全体の利益減少に伴い、株価は値下がり

Amazon Web Services(以下、AWS)の第2四半期の収益は、前年同期比42%増の41億ドルとなり、営業利益は9億1600万ドルとなりました。
しかし、その収益の伸びは、投資増加による値下がりを起こし、加えて競合他社が利益を上げたために四半期連続で減少しています。一方、Amazon全体では、売上高は前年同期の25%を上回る380億ドルとなりましたが、同社の株価は値を下げ、四半期純利益が77%減の1億9,700万ドルとなりました。

支出の増加

Amazon.comのCFOは、AWSの現在の収益率(短期間からの年間収益)が160億ドルであることを収支報告で発表しました。

「AWSは収益率を前四半期の140億ドルから160億ドルへ上げました。つまり、対四半期の最高収益と対前年比の最高収益の両方を達成したということです。売上総利益率は130ベーシスポイント上昇しました」続けて、AWSの営業利益率がなぜ経済・金融情報サイトに漏れたのか説明しました。「何度も申し上げていますが、マージンは四半期ごとに変動します。投資、値下げ、私たちが運用するコスト効率のように、常に形を変えて表れます。故に、第2四半期マージンに対する最大のインパクトは、資本リースで買収した資産が71%増加したことと言っても良いでしょう。

「そのほとんどはAWS事業です。だから私たちは、大幅な使用量の増加と地理的拡大に合わせてインフラ基盤を強化しました。それは技術とコンテンツに現れています。マーケティング面では、マーケティング費用は、AWSと広報の両営業チームがコストを増やしています。従いまして、第2四半期の営業利益率に対する通常の影響よりも大きいと思われるこの2部門を指摘したいと思います」

Amazonビジネス帝国の支出は増加しています。ビデオコンテンツを倍賭けし、配達時間短縮のために世界各地で雇用を進めたためでしょう。
Amazonは、現在の第3四半期にはこれ以上の支出を計画していると警鐘を鳴らしました。同社は利益300百万ドルと損失400百万ドルの間になると見込んでいます。

-Data Center Dynamics
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