Googleクラウド、シンガポールに第3ゾーンを開設

世界46番目のゾーン

Googleは本日、シンガポール リージョン にGoogle クラウド プラットフォーム(GCP)第3ゾーンがオープンしたことを発表しました。これは昨年6月に着工されたものです。

世界で46番目のGCPゾーンはasia-southeast1-cと呼ばれています。第3ゾーン開設によって可用性が高まり、ユーザーは東南アジアで高可用性のサービスを構築しやすくなります。

全地域に3つのゾーン

Googleは積極的な成長計画の一環として、新しいゾーンを定期的に展開していますが、この度のシンガポール第3ゾーン開設は特別な意味を持ちます。この最新ゾーンの開設により、現在、世界中の15か所のGCPリージョンが全て3つ以上のゾーンを持つことを意味するからです。

「高可用性がいかに重要かを理解しているため、全ての地域が最低でもゾーンを3つ提供するよう構築しています。ユーザーは複数のゾーンにまたがってアプリやストレージを配布できるので、サービスの中断からこれらを守ることが可能です」と、GCPのプロダクトマネージャー、D.スタイバー氏はブログ記事で述べています。

第2のデータセンター

シンガポールの第3ゾーンは、ジュロン地区の第2データセンター内にホストされている可能性が高いです。第1ゾーンおよび第2ゾーンはGoogleの最初データセンター内にホストされています。実際、Google幹部はDCDに、去年のGoogleクラウドの立ち上げ時に、第2データセンターのかなりの部分がGCP実行用と割り当てられることになると語りました。

どちらの施設も複数階建てのデータセンターです。シンガポールは自然災害と無縁なため、隣り合って配置されています。Googleは、両方の建物は機械的にも電気システム的にも完全に分離されていると述べています。

同じ声明で、Googleはシンガポール地域でCloud Spanner、Cloud SQL、Managed Instance Groupsの3つの新しいサービスも展開すると発表しています。Cloud Spannerは、原子時計とGPSシステムを使用して1桁の1ミリ秒の レイテンシ を提供する、世界中に展開しているデータベースシステムです。その導入により、ミッションクリティカルな展開における、企業の重要な役割を果たします。

– Data Center Dynamics
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