Google Cloud us-east1データセンターが「マルチファイバーバンドルの物理的損傷」のために混乱

【更新】Googleの広報担当者はDCDに次のように語りました。 「Google Cloudネットワークとロードバランサーの混乱は 、2019年7月3日水曜日の午前7時35分(太平洋標準時)に解決されました。」

「us-east1で一部のネットワークパスにサービスを提供していたファイババンドルの物理的な損傷は修復されました。ルーティングの一時緩和策を解除し、リージョンの通常のルーティングに戻しました。

「今後、今回のような障害が発生しても、顧客が信頼性の高い運用を継続できるように、事故の内部レビューを行い、適切な改善を行います。」

Googleは、DCDに対して単に「ケーブルに物理的な損傷があった」とだけ説明し、正確に何が起こっていたのかについての詳細の説明は断りました。

【元記事内容】ファイバーケーブルの損傷が、Googleデータセンターのインターネット接続を制限しています。グーグルは、Google Cloudの us-east1 リージョンのネットワーク接続に継続的な物理的問題があることを報告しています。 グーグルは、「Google Cloudネットワークとロードバランサーの混乱は、 us-east1 のネットワークパスにサービス提供している複数のファイバーバンドルの物理的損傷が原因となっている」と説明しています。

シリコンバレー大混乱

グーグルは、「当面、影響を受けるファイバパスが修復されるまで、顧客向けサービスを確実に機能し続けることを保証するためにトラフィックの再ルーティングを選択します。

障害は7月2日の太平洋標準時の10:25に始まり、 障害は執筆の時点で 依然進行中の状況です。グーグルは7月2日の16:05に、「今後24時間以内に完全な解決を目指している」とコメントしました。

グーグルは、「ベンダーには既に通知し、現在原因を調査している」と補足しましたが、現時点で物理的損傷の原因は不明のようです。

サウスカロライナ州バークレー郡の Google Cloudサイトに影響を及ぼしたベンダーはまだ明らかにされていませんが、この事件が始まった数時間後に、通信会社CenturyLink が次のようにツイートしていました。「ノースカロライナ州のローリーダーラム、ノースカロライナ州のモリスビル、サウスカロライナ州のチャールストンの顧客に影響を与えるファイバー断線の報告については現在調査中です。」

Comcast Southは次のようにツイートをかぶせました。「Charlestonのお客様各位への注意: 現在Comcast Xfinityサービスにも影響を及ぼしている他の地域のプロバイダーによる重大なファイバ障害を認識しています。我々は可能な限り迅速にサービスを回復するために、地域のプロバイダーや電力会社と協力しています。何卒ご理解ください。」

DCDは、この2つの問題が関連しているかどうかを明確にするために現在CenturyLinkに確認中です。詳細がわかり次第、この記事を更新する予定です。

最新情報:CenturyLinkは、二つの問題が関連しているかどうかの回答を拒否し、ケーブルがどのように損傷を受けたかを開示することも拒否しましたが、単純に「サードパーティのファイバカット」であったと述べました。

バークレーにおけるGoogleの歴史

Googleのus-east1リージョンは2015年にローンチされましたが、データセンター施設ははるかに古いものです。2008年にオープンしたサウスカロライナ州バークレー郡のキャンパスは、もともとGoogle自身(クラウドサービス以外)の用途でのみ使用されていました。

このサイトは2013年に拡張され、同社のキャンパスへの投資総額は18億ドルになりました。冷却に必要な大量の水へのアクセスを確保した後、現在さらに6億ドルの拡張を計画している段階です。

Data Center Dynamics

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