Google、スペインのクラウドリージョンでTelefónicaと協業

5Gとエッジをターゲットに

Google CloudとTelefónicaが提携を行い、急成長する5Gモバイルエッジ市場に進出します。

契約の一環として、Google CloudはTelefónicaのインフラストラクチャを活用するスペインマドリッドの新たなクラウドリージョンを発表しました。

リージョン は3つの ゾーン で構成され、Compute Engine、App Engine、Google Kubernetes Engine、Bigtable、Cloud Storage、Spanner、BigQueryなどの通常のGoogle Cloud Platformプロダクト・セットを提供します。

一方Telefónicaは、AI、データ分析、アプリケーション開発などの分野でGoogle Cloudサービスを使い、より多くのプロダクトを顧客に提供できるよう支援します。

サイバー同盟

Telefónica会長兼CEOのJoséMaría-lvarez-Pallete氏は、次のように述べています。「Google Cloudとの提携により、我々は社会的責任を果たし、企業、行政、およびあらゆる種類の組織を支援する経済の回復を促進したいと考えている。それは、コロナ危機で失われた地盤の回復だけでなく、彼らのデジタルトランスフォーメーションを促進し、将来に向けての強化も含めて。」

GoogleとAlphabetのCEOであるSundar Pichai氏は、次のように補足しています。「Telefónicaと提携してスペインに新しいクラウドリージョンを立ち上げ、そして大小さまざまなスペイン企業が、国の経済回復に向けた革新と貢献の新たな道筋を見出せるよう支援していく。」

両社はこれをアライアンスと呼び、これによりセキュリティなどの分野でのこれまでのコラボレーションが強化されると述べています。

‐ shutterstock

2019年、Google CloudとTelefónicaはTelefonicaのElevenPathsとGoogleのChronicleとの間で、ヨーロッパ及び中南米で、彼らのセキュリティ分析サービスをより広い市場に届けるための契約に署名していました。

ネットワークエッジ分野で友人を召集

3月には、Google Cloudは同社のクラウドアプリケーションプラットフォームをモバイルネットワークエッジに導入するために、Anthos for Telecomを開発していると発表しました。

Anthosを使用すると、企業や団体は、Google CloudやAmazon Web Services(AWS)やAzureなどの競合クラウド上でも同じインターフェースを使用してワークロードを管理できるようになります。

発表とともに、同社は、通信業界に5Gの可能性を活用させ、コアテレコムシステムの運用効率を向上させるための戦略を発表しました。Google Cloudは、AT&Tと提携して、小売、製造、運送業界などに向けた 5G エッジコンピューティング ソリューションのポートフォリオをテストすると述べています。

Data Center Dynamics

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