Huawei、バーレーン初のTier認定データセンター開設へ

バーレーン王国初のティア認定施設

中国の巨大総合通信機器メーカーHuawei( ファーウェイ)は、バーレーン王国の通信会社Batelcoと契約を交わし、1.3MWメガワットのデータセンターを建設すると発表しました。

中東の業種・産業別のビジネスニュースを提供するTradeArabiaによると、Batelcoは当施設がUptime Institute(データセンター設計や設備に対して Tier レベル(1~4)を認定する世界で唯一の機関)からTier 3の認定を受けると予想されているようです。
バーレーン王国で初めてTier3認定された施設となり、高度な信頼性を提供することへと繋がります。

王国の近代化

– Wikimedia Commons/wadiia

Batelco(バーレーンの通信会社)は、バーレーン王国のデジタルソリューションプロバイダを牽引し、企業と消費者の両方の市場にサービスを提供しています。また、当企業は近代化政策の一環として、データ処理スピードとメモリ容量の向上を図っていました。

両企業間の合意は、Batelco社のCEOであるMohamed Bubashait氏と、Huawei社の中東地域キャリア事業部長An Jian氏によって調印されました。

An Jian氏は「このデータセンターは国際基準にも通用するレベルの仕様で建設される予定で、Batelco成長経営を支える最高レベルでの利用性・保全性・耐性の保有と、シームレスビジネスの継続を保証することになるでしょう」と語りました。

またMohamed Bubashait氏は、「Batelcoの世界レベルのデータセンターサービスと高度なインフラの発展計画は、地域のICT産業とデータ経済を牽引する存在としての地位の継続と王国のビジョンに則しています」と補足しました。

Tier 3公認は、2つのステージから成ります。
1点目に、施設の設計がティア認定に定められた利用性の要件を満たしているかどうか。
2点目は、よりクリティカルで、現実に起こりうる完全停電などを模擬実験された上での施設内の機械的、電子的なテスト実績が含まれます。

世界最大のクラウドプロバイダーであるAWSも、最近、2019年にバーレーンで中東初となるデータセンター運用を開始すると発表していました。

– Data Center Dynamics
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