ilandがカナダのクラウドリージョンを開設

テキサスに拠点を置くクラウドプロバイダーilandは、カナダのトロントにあるデータセンターから最新のクラウドリージョンを開設しました。

同社は他にも、ロサンゼルス、ダラス、ワシントンDC、ロンドン、マンチェスター、アムステルダム、シンガポール、メルボルン、シドニーにリージョンを展開しています。

この新しいリージョンは、カナダ国内のユーザに対し、iland社のクラウド基盤への完全なアクセスを提供します。サービスとしては、Disaster Recovery-as-a-Service(DRaaS)、Infrastructure-as-a-Service(IaaS)、 Backup-as-a-Service(BaaS)、およびOffice 365のバックアップなどが含まれます。

カナダ

トロントの施設は、同社としてはカナダで初のクラウドリージョンとなります。ilandの声明によると、今年後半にも追加の施設を計画しているようです。

「ilandのサービスをカナダに拡大することで、クラウドコンピューティングのメリットを求める新しい顧客やパートナーにより良いサービスを提供できるが、同時にカナダ国内のデータ主権の要件も満たす必要がある。」とilandの社長兼共同設立者のBrian Ussher氏は述べています。

「北米の顧客とパートナーの多くは、米国とカナダにまたがり事業を行っている。双方のセキュリティおよび環境基準を満たすことで、データとワークロードが近くて安全であるという安心感を得ることができる。」

トロントのエクイニクスデータセンター – Googleマップ

この新データセンターは、実際にはエクイニクスの施設であり、ilandによれば、約240,000平方フィート(22,000平方メートル)のスペースを提供するといいます。同社のウェブサイトによると、施設は温度制御装置、コールドアイルコンテイメント、高効率チラーを備え、雨水再利用の収集設備もあるといいます。

Data Center Dynamics

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