Microsoft、ニュージーランドリージョンの構築を計画

ニュージーランド発のデータセンターニュース

マイクロソフトは、ニュージーランドの北島に データセンター リージョン の開設を計画中です。

この投資は、同国が厳格なデータの越境を禁止する法律(data residency law)の検討を行っていることに伴う動きです。

政府の支援

同国のJacinda Ardern首相は、この発表は「ニュージーランドがビジネス及び高品質の投資に向けて開かれているということを世界に知らせるシグナルとしての役割を果たす。」と述べています。

マイクロソフトのプレジデントBrad Smith氏はツイッター上で次のようにコメントを付け加えています。「昨年、私はニュージーランドでしばらくの間過ごし、Jacinda Ardern首相と会談した。」

「私は同国のデジタルへの野心にとても感銘を受けた。我々の新データセンターは デジタルトランスフォーメーション を加速させ、すべてのニュージーランド国民の発展に寄与するだろう。」

この新リージョンは、ニュージーランド国民のデータ保護とデータの越境を禁止する法律であるプライバシー法を政府が提案したことにより検討が始められました。

– shutterstock

デジタル主権

Stuff.nzは、政府大臣がこの新データセンターを国内のデータを安全に保存し保護する方法として見ている、と報告しています。

政府デジタルサービス大臣のKris Faafoi氏は、次のように述べています。「オンショアのクラウド環境設備により、データをより強力に管理し、データをオフショアに保存することに関する懸念を軽減できるだろう。」

Faafoi氏は、このことで雇用機会も生まれ、国内のICT業界の刺激にもなるだろうと付け加えています。

データセンターリージョンの場所はまだ秘密にされており、プロジェクト全体については同国の海外投資事務所の承認を受ける必要があります。これまでのところ、Microsoftからの申請はまだ行われていない模様です。

正確な場所はまだ不明ですが、オークランドとウェリントンの2つの都市を持ち、2本の国際 海底ケーブル の 陸揚げ局 もある「北島」のいずれかの場所になるようです。

Data Center Dynamics

原文はこちら

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