Amazon、米バージニア州の空き区画を7300万ドルで取得

Amazonが米国バージニア州ラウドン郡の Data Center Alley 近くの空地を取得しました。

郡の土地査定サイトによると、土地は以前は地元の地主である Homer and Martha(H&M) Gudelsky Family Foundation が所有しており、地価がわずか340万ドルであったにも関わらず、実際には7300万ドルでAmazonに売却された、とのことです。

今まで Route 50 北側のウィラードロード沿いにあるバージニア州シャンティリー町の4,360,000平方フィート(405,000平方メートル)の区画はほぼ空地でした。しかし、地元の記録では、一部は腐葉土用(マルチ)の栄養廃棄物施設として使用されていたようです。

Washington Business Journalが最初にレポートした内容によると、Amazonはシャンティリー近くの2,500,000平方フィート(230,000平方メートル)の土地を5300万ドルで、更に合計4,000,000平方フィート(364,000平方メートル)におよぶ他の二つの区画を合計1億1800万ドルで 取得したとされています。今回の用地取得はこれらに続くものです。

H&M family foundationは遅くとも8月には用地の引き渡しを予定しており、データセンター施設を建設する工業団地としてその土地を再度ゾーニングするために2の申請が行われました。

プライム不動産

バージニア州は世界最大のデータセンターハブ アッシュバーンを擁する地元です。 Data Center Alley(データセンター横丁)とはラウドン郡に根ざし密集するコロケーション地域に与えられたもう1つの呼び名です。このことが安価な土地をデータセンターデベロッパーやハイパースケーラーにとって非常に高価なものにしています。

Amazonが取得したと思われるサイト – Googleマップ

バージニア州の繁盛しているデータセンター市場を促進する目的で、そこに拠点を構える企業に対しいくつかの税控除や免税措置が適用されました。

Washington Business Journalによると、2010年から2017年の間、同州はデータセンターの売上税と使用税の免除措置により、4億1,700万ドル相当の潜在的な収益を失いました。しかし、代わりに13億ドルの収益を生み出し、州全体の個人所得は7億2,500万ドルも増加しました。この措置はまた、約7,600名の民間雇用の増加にも貢献しました。

Data Center Dynamics

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