AWSが2021年に大阪リージョンを開設

アマゾンウェブサービス(AWS)は、2021年にAWS大阪 リージョン を開設し関西地域でのでのプレゼンスを更に高めます。

大阪は、AWSとして日本国内では東京に続く2番目のリージョン、アジア太平洋地域では9番目のリージョンになります。 建設は2021年初頭までに完了する予定です。AWSリージョンは、クラウド利用顧客に対し レジリエンス (回復)力を提供するデータセンターのクラスタとして機能します。

日本国内の需要

AWSは既に大阪にクラウドデータセンターを運用しており、現在はローカル顧客にサービスを提供し、約400km程離れた東京のクラスタをサポートしています。これを独立したリージョンにするため、同社はバックアップとフェールオーバーを提供するため更に2つの施設を近隣に構築し、ローカルリージョン以外に広がる問題を抑えます。

– shutterstock

すべてのAWSリージョンと同様に、各アベイラビリティーゾーン は独自の電源、冷却システム、物理的セキュリティとして分離され、高可用性アプリケーションに対し、単一の障害が 可用性 に影響を与えるリスクを大幅に削減する目的で十分な距離をおいて配置される。」とAWSはブログで述べています。

「大阪リージョンは他のAWSリージョンと同様幅広いサービスを提供し、それらはすべてのAWSユーザが利用可能となる。」とブログで述べ、西日本の利用顧客はAWSサービスからの応答時間を短縮する必要があると付け加えています。

AWSは日本国内市場で定着しています。東京では2011年3月に2つのアベイラビリティーゾーンを開設した同社で5番目となるリージョンでした。それ以降、同社は2012年に3番目の東京アベイラビリティーゾーンを、2018年に4番目のアベイラビリティーゾーンを立ち上げました。

しかし、すべてが順調ではありませんでした。 2018年7月、東京郊外の多摩地区で建設を進めていたデータセンターで火災事故が発生し、5人の作業員が死亡し、50人が負傷しました。

AWSは現在、合計で22のリージョンと69のアベイラビリティーゾーンをグローバルで運用しています。

Data Center Dynamics

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