Macquarie Data Centersがシドニー第3データセンターを起工

Macquarie Data Centers(Macquarie DC:マッコーリーDC)は、オーストラリア シドニーで3番目となるデータセンターの起工式を行いました。

Macquarie DCは、オーストラリア証券取引所(ASX)に上場しているオーストラリアのマネージドホスティングおよび通信会社であるMacquarie Telecom Groupの一部です。

キャンパス拡張

昨年発表された IntelliCentre 3(IC3)East は、シドニーノースゾーン内のマッコーリーパーク・イノベーションディストリクトにある既存のマッコーリーパーク・データセンターキャンパスの拡張です。工事は2020年後半に完了する予定で、費用は8000万豪ドル(5500万米ドル)が見込まれています。

IC3 Eastは最大16MWの電力容量を提供し、キャンパス全体の総容量は一気に 現在の10MWから2倍以上に増加します。もう一つのデータセンターIC3 Westは、フェーズ2工程の一部として建設が予定されており、最終的なキャンパス全体の総電力容量43MWのうち17MWが増加されます。

6月にASXに提出されたアップデート(pdf)によると、当初の発表時と今回の起工までの遅延は、計画と承認の遅れに起因していたと言います。

Macquarie DCによると、IC3はハイパースケーラー、 SaaS プロバイダー、およびグローバル企業向けの設計がなされています。同社は、オーストラリア国内の パブリッククラウド サービス市場は2018年に30%以上増加して40億豪ドル(27億5,000万米ドル)に到達し、SaaSがその3分の2を占めたことを示すIDCレポートの数字を引用しています。

「この施設では、当社の経験や業界をリードするカスタマーサービス、および既にオーストラリア連邦政府機関の42%から信頼を得ているセキュリティ認証情報を活用していく」と、Macquarie DCのグループエグゼクティブ、David Hirst氏は述べています。

「オーストラリア企業のデータとインフラストラクチャを保護するには、データ主権、サイバーセキュリティ、コンプライアンス基準がこれまで以上に重要である。我々の18年にわたるデータセンター業界での経験やセキュリティに対する姿勢により、IC3は米国や多国籍企業が盛り上がるオーストラリア市場に参入するための理想的な手段となるだろう。」

Data Center Dynamics

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