NTT GDC、マドリードDCの構築を開始

NTTのグローバルデータセンター部門は、スペインのマドリードで初となるデータセンターの構築を開始しました。 新サイト「Madrid 1」は、3,600平方メートル(39,000平方フィート)、6MW容量規模の施設となります。

データセンターは、マドリッドのラスロサスにあるEurópolis Business and Technology ParkにNTTが保有する12,500平方メートル(134,500平方フィート)の敷地に建設されます。 施設の開所は2021年第3四半期を予定されています。

ヨーロッパのゲートウェイ

NTTのグローバルデータセンターEMEA部門のCEOを務めるFlorian Winkler氏は、次のように述べています。「マドリードはスペイン最大のデータセンターハブ拠点であり、ヨーロッパから世界へ向けた玄関口である。米国、ラテンアメリカ、および北アフリカを繋ぐ3つの新しい海底ケーブルにより、スペインはグローバルな接続性の観点で非常に重要なハブ拠点となった。その接続性、そしてローカルおよびグローバルな需要も相まって、マドリードは、NTTにとって主要な相互接続データセンターを投資し開設すべき重要な場所となった」

NTTスペインのカントリーマネージングディレクター、Araceli Pedraza氏は、次のように述べています。「この新データセンターは、スペイン市場への明確な取り組みを示し、スペインを南ヨーロッパのデジタルハブとして位置付ける事に間違いなく貢献するだろう」

この最新の発表は、アジアとヨーロッパ地域における同社のグローバル展開に基づく動きです。NTTは9月に、375,000平方フィート(34,800平方メートル)のコロケーションスペースを備えた38MW施設「Mumbai 7」を発表しました。

また同じ月に、英国でのデータセンターの建設計画を発表しました。Hemel 4は、他の開発プロジェクトであるダゲナムのLondon 1、そしてヘメルヘムステッドとスラウにある5か所の既存データセンターに続き、構築が進められています。施設の完成時には、9,600平方メートル(100,000平方フィート)のコロケーションスペース、24MW容量がサポートされます。第1フェーズは2021年第4四半期の竣工が予定されています。NTTは英国市場に対し、これらの拡張プロジェクト全体に合計約6億6,000万ドルを投資しており、総容量100MWを誇るデータセンターのロンドンハブとなっています。

Data Center Dynamics

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