米国海洋大気庁、新たなCrayスパコンを導入

米国海洋大気庁(NOAA)は、2台の新しいCrayスーパーコンピュータを導入し、天候と気候に対するスーパーコンピューティングの運用能力を3倍に拡大します。

この新システムは、2台のCray Shasta HPC(プライマリシステム及びバックアップシステム)で構成され、それぞれ12ペタフロップスのピーク性能を備えています。

新システムは、NOAAの新たなEarth Prediction Innovation Center(EPIC)のR&Dを支えます。EPICでの共同作業は、開発者が科学的取り組みにおいて、簡単に協力し合い、気候と気象のモデリングを促進する目的があります。

現在、コンピュータに名称は付けられておらず、価格も明らかにされていません。DCDは、システムがバージニア州マナッサスとアリゾナ州フェニックスに設置され、2022年までに稼働を開始する予定であると認識しています。

ワールドクラスのクラウド(雲)管理

NOAAの管理者を務めるNeil Jacobs博士は、次のように述べています。「私たちは、最速のスーパーコンピュータとワールドクラスの気象モデルを活用し、最高の天気予報を提供しアメリカをトップの座に戻すことを約束する。」

National Weather ServiceのディレクターのLouis W. Uccellini氏は次のように付け加えました。「これは、気象リサーチや運用コミュニティに携わる私たち全員にとってエキサイティングな事だ。現在私たちはNOAAの準備を整えている。」

40ペタフロップスのシステム

新たなCrayは、Luna、Surgeと呼ばれるCray XC40のペア、 Mars、Venusと呼ばれるDellシステムのペア の4つの既存のシステムを置き換えます。ウェストバージニア州、テネシー州、ミシシッピ州、コロラド州にあるNOAAの他の研究センターと相まって、この新たなプラットフォームは約40 ペタフロップス の性能を持つことになります。

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NOAAのシステムリプレース契約は、General Dynamicsの子会社であるCSRA LLCが受注しました。この契約は、2年間のオプション更新を伴う8年契約となります。

米国がこの最近の発表を行う前に、イギリス気象庁は、新たなHPCプラットフォームに12億ポンド(15億ドル)を投資すると発表しました。2022年に最初のフェーズを開始を予定されている当システムは、2014年に9,700万ポンド(1億2,600万ドル)を投じて構築された既存のCray XC40スーパーコンピュータに置き換わります。

Data Center Dynamics ※一部DC ASIAで編集

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