水冷のコンテナデータセンターを手がけるCloud&Heat社、日本へ上陸

近々、 液体冷却 機能を備えたコンテナ型サーバーが日本で発売されるかもしれません。分散データセンターを手がけるドイツのCloud&Heat Technologies社が、コンテナ型サーバー(container-based system)を日本のベンダーに輸送したことが確認され、同社の液体冷却の製品が日本市場で販売される可能性が考えられます。

Source: cloud&heat container lead

住友グループ子会社で、プラスチック製品や電子機器を取り扱う稲畑産業株式会社が、 GPUサーバーGPU-based servers)を搭載したこのコンテナシステムを受け取り、じきに顧客へとお披露目されることとなりそうです。同商品は、昨年ノルウェーのEnvirotechによって発明され、中には6台のサーバーラックを持ち、様々な技術的ソリューションの提供、高密度なデータセンターの構築が可能となります。また、サーバーからの排熱を、ビルの暖房や水を温めるために再利用する機能も含んでいます。

外部にもれない熱

Cloud&Heat社は、通常は OpenStack ベースのパブリック・プライベートクラウド(public or private OpenStack cloud)サービスを提供していますが、このサービスは液体冷却装置を備えた”Datacenter in a Box”という基盤によって運用されており、オフィスビルやアパートのような排熱を利用できる(熱が必要とされる)場所に設置されています。昨年、同社は6台のサーバーラックと液体冷却システムを備えたコンテナ型サーバーを、ハノーファーで開催されたCeBITで売り出しました。

液体冷却(チップ冷却)を使用すると、そのユニットからは60度の温水が排出され、同システムのブレード部分にあるホットスポットに取り付けられたヒートシンクに行く仕組みになっています。液体冷却を利用することで、そのほかの冷却システムが大幅に省かれ、よりよいエネルギー効率と高密度な環境が実現します。「現状では、日本に送られているサーバーに稲畑産業は「液体冷却」というオプションは使用していないだろうが、同社は顧客に対して、今後そのオプションを提供するつもりだろう」と語るのはCloud&Heat社のCEOであるニコラス・レールス氏です。

同取引は、最初のうちは日本に限られるが、Cloud&Heat社によると、台湾や韓国からも問い合わせがあり、稲畑産業株式会社によって他の地域にも普及することを望んでいるようだ。稲畑産業株式会社情報電子部の松尾俊宏氏は「Cloud&Heat社は、コンテナ型データセンターに長けている。これは巨大で、固定のデータセンターに比べ、競争優位性を有している。」と語りました。

– Data Center Dynamics
原文はこちら

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。