ドイツの大学が新たなHPC施設の建設を開始

ドイツのパーダーボルン大学が、国有の建設会社と協力して、新たなHPC施設の建設を開始しました。

この新しい2,500平方メートル(27,000平方フィート)規模の施設は、ノルトライン・ヴェストファーレン州の大学キャンパス内に構築されます。 このプロジェクトの開発業社は、BLB North Rhine-Westphalia(NRW)のビーレフェルト支店です。

施設には、ドイツで最も強力なスーパーコンピュータの1つであるNoctuaの次期モデルが設置されます。Noctuaは、次世代のHPCシステムに対応できるよう設計された340平方メートル(3,600平方フィート)のモジュール式コンピュータホールを使用します。

施設はコンピュータ室に加えて、オフィス、ITワークショップ、会議室、研究所、講堂があります。 建設費は約1,800万ユーロ(2,000万ドル)と見積もられており、また2018年に最初に設置されたNoctuaのアップグレード分として、更に1,000万ユーロ(1,200万ドル)の費用が割り当てられています。

このプロジェクトは、ドイツ連邦政府とノルトライン・ヴェストファーレン州による資金提供が行われています。

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Noctuaは、256のコンピューティング及び16のFPGAノードを備えたCray-CS500クラスタです。各ノードには、2つのIntel SkylakeベースのXeon Goldプロセッサと200GBのRAMが備わっています。100GbpsのOmni-Pathネットワークにより、高速通信が保証され、Lustre File Systemは791TBのデータを記録します。

大学のDieter Herr博士は次のように述べています。「Noctuaを収容するデータセンターは、パーダーボルン大学のHPC分野に対し、効率的かつ将来性のあるインフラ環境を実現している。」

「パーダーボルン大学の科学者のみならず、ノルトライン・ヴェストファーレン州全体を超える科学者らが、このセンターで国際競争力のあるレベルでの研究を行うことができるようになるだろう。」

イメージ写真 – shutterstock

パーダーボルン大学のVPであるSimone Probst氏は、同大学にとってのスーパーコンピュータの重要性を次のように指摘しています。「Noctuaを使い、我々は、方法論、アプリケーション、コンピュータシステム研究のインターフェースにおいて、学際的研究に最適な条件を設計した。」

「パーダーボルン大学にとって、これは最先端の研究を国際的にさらに進めていくための重要なステップとなる。」

「Noctuaと関連研究棟は、HPCの操作、科学研究、そしてこの分野の学生向けトレーニングを1つ屋根の下で最適に統合するための重要なマイルストーンである。」と並列計算用のパーダーボルンセンターのDr. Christian Plessl教授は述べています。

建設は10月にGauss Allianceの会議で発表され、HPCユーザは、ドイツのHPCコンピューティングの現在の研究活動と問題を共有しました。

Data Center Dynamics

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