シュナイダー、30kWのインロウDX冷却ユニットをローンチ

Schneider Electricは、高密度コンピューティング向けにラック30kWの冷却を可能とする In-row冷却 ユニットをローンチ(※注: 本文下部コメント参照)しました。

30kW InRow冷却製品は、既設のデータセンター設備に追加が可能です。例えば特定のラックの発熱量がデータセンターの冷却容量を超える場合に適用します。

ラック内冷却

InRow冷却ユニットは以前から販売されており、一般のデータセンター用ラック間に配置する冷却システムを提供し、隣接するラック内機器を冷却します。

これらは、スラブ床のデータセンターで使用することも、上げ床の床吹出空調方式のデータセンターの補助冷却として使用することも、小規模データセンター(サーバ室、サーバールーム)全体を冷却するためにスタンドアロンで使用することもできます。

数年前、ラックの密度が急速に増加すると予想されていたため、InRow冷却の急成長が予測されていました。 しかし実際には、電力密度はラックあたり約5kWのままであり、室内レベルの冷却で容易に処理できたことから、InRow冷却はニッチな製品として存在していました。

– シュナイダーエレクトリック

さて、電力密度の急上昇の予測はようやく現実になりました。これは、 HPCAI 他のテクノロジ、特に GPU および ハイエンドCPU 上で実行されるテクノロジーが急増したためです。

「データセンターの近代化と集約化へのトレンドは、より小さい設置面積でより多くの冷却能力と、データセンター負荷に柔軟に適応する能力を持つ冷却ソリューションの必要性を駆り立てています。」、とSchneiderは発表で述べています。

新製品は300mm幅の機器で、従来モデルの最大3倍の容量を持ち、IT機器のためのスペースを空け、可変速ドライブコンプレッサーを備えており、いつでも実際の需要温度に合わせて冷却出力を調整できます。

製品はコントロールパネルスクリーンを持ち、スマートフォンによる制御が可能であり、またオンラインサポートや遠隔での診断機能を持つEcoStruxure クラウド DCIM ※注: 本文下部コメント参照)での管理に対応しています。

Data Center Dynamics

原文はこちら


※ 上記 InRow冷却システム 、 並びに Ecostruxure クラウドDCIM 製品にご興味のある方は、以下国内販売窓口(DC ASIA)までお問い合わせください。 ※注: 但し、本記事記載の30kW InRow冷却システム及びEcostruxure製品については2019/7/3時点で国内未発売です。

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