Vertiv、タイに製造工場を建設

急速に成長する東南アジア市場へのサービス提供

ミッションクリティカルなインフラ設備を手がける米国企業Vertiv社が、タイ王国の沿岸都市ラヨンに製造施設を開設しました。
この施設面積は8万4千平方メートルにもおよび、東南アジア地域の企業ユーザー向けに、事前に製造された モジュール型データセンター を含む ターンキーソリューション を開発することに注力します。

「5GとIoTの時代において、全世界のデータ消費量が指数関数的に増加している。顧客が迅速に展開するための施設、適切な価格で高品質インフラストラクチャーを得られる施設を創ることで、顧客の需要に応えることが出来うる」と話すのは、Vertivのアジア太平洋地域におけるモジュールソリューションの副代表であるSteve Shelley氏です。

どのような「モジュール」を設計するかが重要になる

– Vertiv

東南アジアは世界でもっとも成長しているデータセンター市場の1つであり、その大半は香港やシンガポールのインフラストラクチャー・ハブに集中しています。
ロンドンに拠点を置く調査会社Technavioの調査によれば、同地域におけるデータセンター産業は2017年から2021年の間に、年平均で13.88%成長する見込まれています。

Vertivはこの成長市場に進出するにあたって、タイ王国を新しい生産拠点とすることになります。工場では、エンジニア、設計者および建築家を雇用し、巨大なクリーンルームを準備することで、10近い同社のデータセンター製品を同時に製造、管理できるようにします。
「Vertiv社は、常にユーザーの要求に応じたエンジニアリングを意識していますので、顧客が求める様々な能力に応えられるような工場が建設されることになります。彼らの要求に応えられないようなセンターを作ることはありません。」とShelley氏は語りました。

Vertivは、熟練したエンジニアの存在と、大規模なインフラプロジェクト向けの土地が豊富にあることから、タイ王国に建設を決めたと述べています。

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