Intel、GPUにも本腰:2020年までに製品リリースへ

最初の製品は2020年までにリリース

Intelは、CPUとは別にさまざまな GPU を開発中ですが、2020年までに最初の製品をリリースする予定です。

Intelの中核事業に追加されるこの製品は長いこと噂されてきましたが、最終的に、MarketWatch社のアナリストR・シュラウト氏によって確認されました。

歴史的に、IntelはCPUの一部として販売されていた統合グラフィックスコントローラを専門としていました。その製品には基本的な機能はありましたが、3Dイメージング愛好家の間では全く人気がありませんでした。

今回の動きにより、インテルは10年以上に渡って市場を支配してきたNvidiaとAMDとの直接競争に参入します。

サプライズ!

Intelの中核事業の変化は、元々は要求が厳しいビデオゲーム用に開発されたGPUがデータセンターでも使われるようになって、その重要性が増々高まりつつある時に起こりました。

最新のCPUには最大64個のコアが搭載されているかも知れませんが、一般的なGPUには数千個搭載されています。そのため、大規模な並列処理タスクや機械学習ワークロードに最適です。

GPUの別の新しいアプリケーションはブロックチェーン操作です。計算難度が低めな場合に限っては暗号化マイニングにも使用できます。2017年半ば、Ethereum愛好家の間でグラフィックスチップに対する需要が非常に高まった時には、実際、GPU不足を原因とするかなりの価格上昇がありました。

Intelの分散GPUの取り組みをリードするのはR・コドゥリ氏です。コドゥリ氏は以前、Radeon Technologyグループを監督していて、Vegaアーキテクチャを使ったAMDのGPUラインアップ再開プロジェクトの責任者でもありました。

シュラウト氏によると、Intelは、パソコンやデータセンターを含む様々な市場分野にハードウェアを提供することを目指しています。

– Data Center Dynamics
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