Alphabet、Sidewalkのトロントスマートシティ計画を中止

Alphabetは、カナダトロントでの野心的なスマートシティプロジェクトを断念します。この計画は、ニューヨーク元副市長が率いるAlphabetの子会社のSidewalk Labsが主導していました。

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Medium postに対し、Sidewalk Labs CEOのDan Doctoroff氏は、キーサイド ”Quayside”プロジェクト (※トロントベイエリアの12エーカーほどの未使用不動産を使用し、スマートシティの試験運用を行う計画) は、新型コロナによる市場の不確実性により財政的に進めることが不可能となったと伝えました。しかし「真に包括的で持続可能なコミュニティを構築するためにWaterfront Torontoと共同開発した計画の中核部分は犠牲にすることはない。」とも付け加えています。

現在のコロナ危機の前からこの開発は苦戦を強いられていましたが、一部の評論家は、他の理由としてミニシティの早期終了のせいであると示唆していました。ただ、キーサイドは、収益化された膨大な監視にフォーカスしている点を批判する人権団体からの強い抵抗に直面していました。

昨年1,500ページにも渡る提案書で、同社は「インターネット上で構築された町内」の生成を約束していましたが、地元の反対と地域メディア、そしてRIMの元共同CEOのJim Balsillie氏からの批判にさらされていました。

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同社はユーザデータの保管に関するいくつかの計画を再検討する必要があり、また、土地を管理する政府機関は同社に対し12エーカー区画のみにフォーカスするように命じ、開発規模を縮小しなければならなくなりました(漏えいした情報によると、同社は350エーカーまでの拡大を希望していた事が明らかになった)

この提案では、近隣のデータセンター(DCDはエクイニクスの施設であると見ている)からの廃熱利用も計画していました。

「この特定のプロジェクトを追い求めていくつもりはないが、現在の新型コロナによる健康上の緊急事態もあり、未来のために都市を再考することの重要性を更に強く感じている。」とDoctoroff氏は述べています。

「我々が過去2年半に渡って開発してきたアイデアは、特にアフォーダビリティ(=値ごろ感)とサステナビリティ(=持続可能性)の分野で、大きな都市問題への取り組みに重要な貢献をもたらすだろうと信じている。これは重要な社会的努力であり、そしてSidewalk Labsはそれに貢献するために我々の仕事を継続していく。」

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