AWS、オハイオ州で2億ドル規模のデータセンター用地を取得

アマゾンウェブサービス(AWS)は、データセンターキャンパスの建設用地として、米オハイオ州Hilliardにある104エーカーの土地を取得する方向です。

Columbus Business Journalよりますと、データセンターは2億ドル規模の施設であり、また、公表された議会の文書によると、Hilliard市議会はAWSへの土地売却を正式に同意したとの事です。

同市は現在、Cosgray RoadとLeppert Roadの間の97エーカーの土地を所有しており、議会の文書ではGrener propertyとして記されています。

土地を渇望

尚、市がAWSにその土地を売却することを約束したため、市は現在、隣接するHilliard市学区(HCSD)から追加の20エーカーを280万ドルで購入しようとしています。

HCSDは、保有する土地区画にスポーツセンターや陸上競技場を開発しようと計画しています。市が20エーカーを購入後、売却収益の約75%は、すぐ南にあるスポーツセンターと競技場の開発に使用されます。

当初、評議会はGrener区画を屋外運動場スペースとして開発したいと考え、2015年4月にHCSDから56エーカーを220万ドル(約2億3,000万円) で購入しました。その後、市は6.5エーカーをHilliard Real Estate Holdingsに売却し、2016年11月に再びHCSDから47エーカーを188万ドル(約2億円弱)で追加購入しました。しかし最終的には、スポーツ施設の開発は費用効果が高くないと理解し、データセンター用地として売却する選択したという流れです。

AWSは1エーカーあたり14万ドル(約1,500万円弱)を市に提供し、評議員はこのプロジェクトは年間16万ドルの新たな所得税収入につながると述べています。

AWSは、 Hilliardでは他に2か所のデータセンターを保有しています。1か所は2015年に構築され、もう一か所は2017年に構築されました。

昨年、AWSは、オハイオ州のNew Albany International Business Parkに4億ドルを投じて、170,000平方フィート(15,700平方メートル)のデータセンターを建設する計画を発表しました。今年5月の地方議会との最終契約では、112エーカーの区画を約2800万ドルの価格で合意しました。

Data Center Dynamics

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