Facebook、アイルランドのデータセンターを2倍に拡張-2019

Facebookは、アイルランドのクロニー地域に保有するデータセンターを更に拡張させるようです。クロニーには既に8000㎡の土地をFacebookは保有していますが、その倍近い14000㎡にまで拡張させる計画があることを明らかにしました。

この計画では、Facebookは、クロニー地域にある80万㎡(200エーカー)の広大な農地を利用しようとしており、今月後半からは建設が開始する予定となっています。
Facebookによれば、データセンターの新設による雇用創出や、数億ユーロ相当の経済効果が生まれると主張しています。データセンターでは既に300人近いスタッフが働いていますが、そのあまりに大きすぎる容量からも、多くの作業は自動化されているものと予想できます。

– DCD

クロニー地域でFacebookが大規模な投資をするのは今回が初めての話ではなく、2015年の計画時点から、段階的に拡張していく計画が明らかになっていました。ダブリン近郊に建設されることになる新しいデータセンターは、2つの建屋にまたがり、最大72MWもの電力を供給するのではないかと言われています。

クロニーデータセンターは2016年に着工し、徐々にその施設面積を拡張してきました。今ではすべての電力が再生可能エネルギーによって賄われています。
さらに特筆すべきは、2018年の1年間にデータセンターの建設で出た廃棄資材のうち、実に97%がリサイクルされたということです。

この小さな町はアイルランドの東海岸にありますが、(因果関係は分かりませんが)過去20年間で人口が急増しており、2002年には173人しかいなかったのが2016年には826人にまで増えています。

Data Center Dynamics

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