Googleが量子優位性を主張

”ある特定の処理において、量子コンピューターは、Summitで数千年かかる計算を数分で実行できるという”

Googleは、 量子コンピューター が従来のコンピューターでは現実的に実行できない計算を実行可能とする量子優位性に到達したと主張しています。

NASAのWebサイトに誤って投稿され、削除される前にFinancial Timesが発見した調査論文で、Googleは主要なコンピューティングマイルストーンを発表した、と記述していました。しかし、システムは現時点では単一の高度な技術計算のみの実行にとどまり、実用的なアプリケーションとして利用可能になるのはまだ数年先であると注記していました。

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Googleの量子コンピューターは、3分20秒の計算で、乱数ジェネレーターが本当にランダムであったことを証明しました。 Googleの主張によると、世界で最も強力なスーパーコンピューターSummitでは、同じ計算に約10,000年もかかると言います。

「あらゆる古典的なアルゴリズムと比較したこの劇的な高速化は、計算処理における量子優位性の実験的だが現実化の可能性を示し、待望のコンピューティングパラダイムの到来を告げます。」と論文は述べています。

「私たちの知る限り、この実験は、量子プロセッサのみで実行された最初の計算です。」

研究者は、量子システムのパワーは、 ムーアの法則 の指数関数的速度と比較して、「2倍の指数関数的速度」で成長すると予測しています。

イメージ図 – Pixabay

Googleは当初、(72量子ビットシステムにより)2017年末までに量子優位性に達すると予想していました。 しかし、制御が難しすぎたため、開発チームはコードネーム“Sycamore”と命名した53量子ビットシステムを構築し、量子優位性に到達することができたようです。

「量子優位性を達成したとするGoogleの今回の動きは、量子コンピューティングの可能性を前進させ続けるという意味で、注目に値するマイルストーンである。」と、Intel Labsの量子ハードウェアのディレクターであるジム・クラーク氏は声明でこう述べていました。

「商業的に利用可能な量子コンピューターを実現するには、テクノロジースタックのいくつかの柱を越える進歩が必要です。」

先週、競合のIBMは10月以降、クラウド上で独自の53量子ビットシステムを一般向けで利用可能にすると発表しました。

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