ノキアが月面初の通信ネットワークを構築へ

NASAは月面に4Gネットワークを構築する計画でノキアと契約を結びました。

計画では当初LTEシステムが2022年後半に導入されますが、後日5Gにアップグレードされる可能性があります。

衛星接続

ノキアの米国子会社が受注したこの1,410万ドルの契約は、2024年までに最初の女性宇宙飛行士、次に男性を月に送り込むことを目的とするNASAのアルテミス計画の一部です。この新ネットワークは重要コマンドや制御機能、月面探査機のリモート制御、リアルタイムナビゲーション、高解像度ビデオストリーミングなどに使用されます。

ノキアのCTO及びノキアベル研究所代表のMarcus Weldon氏は、次のように述べています。「我々は衛星通信の先駆者企業であり、ビッグバンによって生成された宇宙マイクロ波背景放射の発見に至るまで、宇宙技術における豊富かつ成功の歴史を活かし、現在月面初のセルラー通信ネットワークの構築を進めている」

「高い信頼性、レジリエンス力、そして大容量の通信ネットワークは、月面でのサスティナブル(持続可能)な人類の存在をサポートするための鍵となる。月面初の高性能ワイヤレスネットワークソリューションを構築し、ノキアベル研究所は再び従来の制限を超えた先駆的なイノベーションの旗を立てる」

月面ネットワークは、統合されたEvolved Packet Core(EPC)機能を備えるLTE基地局、LTEユーザ機器、RFアンテナ、および高い信頼性を持つ運用保守(O&M)制御ソフトウェアで構成されます。

Data Center Dynamics

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