Google,2023年迄にトップ2クラウド業者となる目標を設定?

リークによると、事業に失敗した場合、部門を再評価する可能性があったと言います

情報筋によると、2018年初頭頃にGoogleの上級幹部は同社のクラウド部門の方向性について議論を行い、2023年までにトップ2クラウドベンダーになるという目標を設定していたようです。

情報源は、ニュース速報に強力な実績のある出版物で、それによると、もし事業に失敗するようなことがあればクラウド部門への資金を削減することを検討していた、と報じています。 しかしGoogleの広報担当者は、この記事は「正確ではない」とコメントしています。

Tick tock

その情報によると、会議の中で上級幹部は、市場から完全に撤退する可能性を検討していた、と言う事です。Google CEOのSundar Pichai氏、Alphabet Inc.のCFOのRuth Porat氏、及び当時Alphabet Inc.の CEO を務めていたLarry Page氏らのグループは、最終的にこの案を却下したようです。

数か月後、Google CloudではDiane Greene CEOの辞任発表がありました。彼女は2019年に元 Oracleのプロダクト責任者であったThomas Kurian氏に取って代わられました。Thomas Kurian氏はクラウド事業者として現在2位のシェアを持つMicrosoft Azure、さらに可能性としてはマーケットリーダーであるAmazon Web Servicesに追い付き追い越す任務を背負っています。

AzureとAWSは、Google Cloudよりも複数年にわたり有利なスタートを切っており、大規模のインフラ拠点からより多くのサービス展開をしています。

– Shutterstock

Google Cloudがどのくらいの四半期収益を生み出すかは明確ではありませんが、同社は7月時点で、年間収益が80億ドル(=8,700億円超)に達したと主張していました。同時期にAWSは、当該四半期だけで84億ドル(=9,200億円弱)の収益であったと述べていました。

Azureを含むMicrosoftのIntelligent Cloud部門は、前四半期に108億ドル(=1兆1,800億円)の収益を計上しました。 Azure自体がどれだけの利益をもたらしたかは不明ですが、Griffin SecuritiesのアナリストであるJay Vleeschhouwer氏は、第3四半期の収益は43億ドル(=4,700億円)に達したであろうと推定しています。

Data Center Dynamics

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