どのように牛がGoogleネットワークの小規模な停止を引き起こしたか?

停電はしばしば、電源障害、ケーブルの誤抜去、悪天候などの単純な要因によって引き起こされます。

ただし、牛が原因となる場合もあります。オレゴン街道でのトラブルに関する一連のツイートで、Googleのテクニカル・インフラストラクチャ部門SVPのUrs Hölzle氏は、かなり珍しい事件について説明しています。

牛肉を食べる、インターネットを救う

「OK、これは新しい問題です。牛がネットワーク障害を引き起こす可能性があることをご存知でしたか?笑わないでください、これは私たちに起こりました。」と、Googleの8番目の社員である彼は牛の煩わしさについて説明しました。

– Urs Hölzle

「最近、オレゴンを通るマルチテラビットのファイバ・パス上で頻繁に短時間の停止(flaps)が発生していることに気づきました。このリンクは架空ファイバリンクです(光ファイバは高圧電力線に沿って張られている)。これらは、嵐、木、氷、そして時々ハンターによりダメージを受ける可能性があるため、信頼性は低いです。しかし今回、私たちは新しいものを発見しました。 地面に落下した光ファイバラインが、うまく機能し続けていました。しかし、最近、農家が牛の群れを放牧し始め、そして、彼らがファイバリンクを踏んづけ曲がった事で障害を引き起こしました。」

Hölzle氏は、電力線、地面に落ちた光ファイバ、背景に牛の写真を提供しました。

このケースはかなり稀ですが、実は動物は停止の多くの原因となっています。数百もの停電は、例えばリス、ヘビ、その他生物による短絡事故が原因です。かつて、データセンターが猫の毛と糞だらけだったこともありました。

Googleは以前、サメの攻撃に対して脆弱でした。 遡ること2014年、サメは細いケーブルに対しかなり食欲があると考えられ、同社は何千マイルもの海底ケーブルを補強するためにダイバーを派遣しました。

現在、多くの海底ケーブルは、このリスクを軽減するために強化及び絶縁処理がなされています。

動物との共生について優しい話題もあります。Googleのサウスカロライナのデータセンターには、ワニが住み着いており、ワニはデータセンターの蒸発冷却でわずかに暖められた湖に移動しました。この動物は脅威ではなく、サイトの物理セキュリティに寄与する可能性があると考えられています。

しかし、自然界と鋼鉄の洞窟(=データセンター)の遭遇において、最も珍しくありそうもなかったことは、おそらく鹿がデータセンターに侵入した事件でしょう。幸いなことに、その施設は廃止され、困惑した動物は無事に逃げ帰ることができました。

Data Center Dynamics

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