T-Mobile、大規模障害原因は光ファイバ回線障害と「トラフィックストーム」

停止の夏が始まる

T-Mobileの利用ユーザが今週月曜日の多くの時間、音声通話や一部のデータサービスを利用できなくなってしまった大規模停止は、光ファイバ回線障害と冗長化の問題のせいであったとされています。

この障害は、T-Mobileの加入者への連絡が取れないといった、他キャリアの利用ユーザにも影響を与えました。

T-Nobile

「弊社のエンジニアは、昨日の障害の根本原因を特定し、復旧させ、そして再発を防ぐために、夜通し働いた。」とT-Mobileのテクノロジー部門プレジデントのNeville Ray氏は話しています。

「トリガーイベントは、南東部のサードパーティプロバイダーにリースされた専用光ファイバ回線の障害であったと理解している。これはあらゆるモバイルネットワーク環境で発生する問題であり、この回線障害がユーザに影響を与えないよう、我々はベンダーと協力し冗長化と回復力を構築した。この冗長化が失敗であり、結果的に過負荷状態を招き、他の要因もあり更に状態は悪化した。この過負荷により、南東部からIPトラフィックストームが広がり、VoLTE通話をサポートするIMS(IPマルチメディアサブシステム)コアネットワーク全体に渡り、重大なキャパシティ上の問題が発生した。」

Ray氏は、同社は「我々のIMS(IPマルチメディアサブシステム)やIPベンダーと協力し、 再発防止の為、恒久的なセーフガードを施した。」とし、「初期の過負荷障害の原因」を特定するために、引き続き作業を行っている、と述べています。

– shutterstock

どのサードパーティプロバイダーの光ファイバ回路で障害が発生したかについては不明です。月曜日の報告ではレベル3の問題を示唆していましたが、同社の所有者であるCenturyLinkはこの考えに異議を唱えています。

Data Center Dynamics

原文はこちら

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。