Nvidia DGX SuperPODスパコンが3社の契約を獲得

Nvidiaは、DGX SuperPODスパコンが新規顧客3社を獲得したと発表しました。

韓国のNaver、スウェーデンのLinköping大学、およびインドのC-DACは皆、AIの研究やワークロードの目的でDGXスパコンを利用します。これらは年末までにオンラインになる予定です。

Supercomputers in a box

「従来のスパコンの計画と開発には何年もかかるが、エンタープライズ向けの ターンキーソリューション であるNvidia DGX SuperPODは、直ちにAI変革を開始できる」とNvidiaのDGXシステム部門のVP兼GMであるCharlieBoyle氏は述べています。

「最先端の対話型AI、レコメンダシステムコンピュータビジョンのワークロードは、従来のインフラ能力を急速に上回る。当社の新しいソリューションにより、お客様は世界の最先端且つスケーラブルなAIインフラストラクチャとNvidiaの専門的技術を速やかに利用できるようになる」

検索エンジン大手、Lineメッセージングサービスを展開するNaverは、NaverClovaブランドの自然言語処理モデルと対話型AIサービスを研究する目的でDGXA100システムを140ユニット導入します。尚、140ユニットは、NvidiaのDGXプラットフォームの最大拡張数です。

Linköping大学はDGXシステムを60ユニット導入し、BerzeLiUsと命名します。これは、スウェーデン最大の個別研究イニシアチブであるWallenberg AI、自律システムおよびソフトウェアプログラムの一部を含む、AI研究に使用されます。

インドの電子情報技術省傘下の先端コンピューティング開発センターは、42ユニットのDGXシステムを組み合わせ、AI専用の同国内最速スパコン「PARAMSiddhi –AI」を構築します。

この一連の発注は、Nvidiaが英国で80ユニットのDGXシステムからなる独自のDGXスパコン、 Cambridge-1の構築を発表したことに続きます。これは、約400ペタフロップスの「AIコンピューティング」、またはより一般的なLinpack基準では8ペタフロップスのコンピューティング相当に換算されます。

Data Center Dynamics

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