仏ルグラン、バスウェイ製品を取り扱うUniversal Electricを買収
“Straline”の名称で知られる
フランスの大手電機機器メーカーLegrandが、 米国を拠点にするUniversal Electric社を買収すると2/19に発表しました。Universal Electricは、スターライン製のバスウェイ製品を取り扱うメーカーとして知られています。
Legrandは、これまでも買収を繰り返すことで大きな成功を収めてきました。近年では、ラリタン社やServer Technology社、Ortronics社、Electrorack社といった、データセンタービジネスにおいてブランドを確立した企業を買収しています。
1924年にピッツバーグで創立されたUniversal Electricは、世界中のデータセンター、小売、ヘルスケア、高等教育、産業市場に向けた電力ソリューションを提供してきました。同社には、450名以上の従業員が存在し、創業以来、毎年利益を上げております。
Universal Electricは、Donald Ross Jr.により設立され、現在は彼の息子のJoel RossとSteve Rossによって運営しています。代表取締役兼CEOを務めるRoss氏は、
「Legrandと統合することで、ユーザーに対して広範な製品、先進的なR&D機能を提供し、世界中へとリーチを拡大できると期待しています。」と語りました。
バスウェイ・システムは、電源ケーブルと同様の機能を果たすものです。銅またはアルミニウムのような伝導性の高い金属を用いることで、多量の電流を送ることが可能であり、データセンターや工場などで使われます。
その起源はデトロイトの自動車産業にあり、床の上で敷設された電源ケーブルではなく、高所でも接続ができる電力が必要だったという理由があります。Legrandは、1865年に磁器工房として発足して以来、世界最大の電気デジタルインフラ企業の1つとして発展しています。
【参考】 同等の製品として、日本国内では「共同カイテック社」が製造販売する電力幹線システム「バスダクト」があります。
– Data Center Dynamics
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