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中国の水中データセンターが拡張
新モジュール追加、顧客10社を確保との報道
中国の水中データセンターに、より高性能なワークロードをサポートする新モジュールが追加されました。
China News Serviceによると、この18メートルに及ぶモジュールは火曜日に中国南部の海南省Lingshui(陵水)の海中に投下されたとの事です。
なお、このモジュールは2023年12月に設置された陵水の既存の海中データセンターに接続されます。
このデータセンターは、2020年にさかのぼるテストを経て開発を行ったHighlander社の一部門であるHiCloudによって運営されています。
現地の報道によると、新モジュールには400台の高性能サーバーが搭載され、近くの陸揚局を経由し顧客と接続されるとの事です。
HiCloudは収容されるハードウェアの詳細を明らかにしていませんが、このモジュールは1秒で7,000のDeepSeekクエリを処理することができる模様です。そして海水を天然の冷却剤として使用します。
報道によると、AIモデルのトレーニングや推論、産業シミュレーション、ゲーム開発、海洋科学研究などのタスクを目的として、すでにこのデータセンターには10社が契約しているとしています。
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最も有名なものは、マイクロソフトが2018年にスコットランド沖で行った水中データセンター「Project Natick」です。この実験ではデータセンターに収容された855台のサーバーは問題なく動作したと発表されましたが、マイクロソフトは昨年、DCDに対し、このプロジェクトを中止したことを認めました。
また、Subsea CloudとNetworkOcean のスタートアップ2社はともに水中データセンターの設置を計画していますが、後者はサンフランシスコ湾でテスト用施設を設置しようとした際に許認可の問題にぶつかったとみられています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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