Metaがニューメキシコ州ロスルナスデータセンターキャンパスの拡張を計画

アルバカーキで「次世代」施設を拡張

ソーシャルメディア大手のMetaが、ニューメキシコ州ロスルナスでデータセンターキャンパスの拡張を検討しています。

Valencia County News-Bulletinの報道によると、ロスルナスでは先月、同社の拡張を支援するため、一連の課税産業歳入債(IRB)を発行する意向を村が認める決議を承認しました。

MetaはGreater Kudu LLCの関連会社を通じて、アルバカーキ郊外の4250 Messenger Loop NWにある既存のデータセンターキャンパスを拡張する予定です。

決議案によると、「次世代」施設は、現在の製品をサポートし、将来世代のAIハードウェアと関連・類似施設を可能にするよう設定されているようです。

News-Bulletinによると、この新たな拡張工事は2棟のビルを建設し、約8億ドルを投資する予定です。建設には3年程度かかる見込みとのことですが、それ以上の詳細は明らかにされていません。

Facebookは2016年、Fortisが建設した2億5,000万ドルの施設1棟を皮切りに、同キャンパスに着工しました。同社は2020年にロスルナスで3つ目のデータセンターを開設し、2021年にはさらに2棟の拡張工事を本年行うことを発表しました。News-Bulletinによると、現在、同地には合計7棟のビルがあるとのことです。

また、2022年後半には、GPUと液冷に対応するための「再設計」の一環として、約12棟のデータセンターの開発を一時中断しました。その後、新しい設計で建設を再開しています。

IRBの目的は、同社がこの地域で事業を拡大・運営するための一定のインセンティブを提供することです。ロスルナス村は、元本の総額がそれぞれ75億ドルを超えないIRBを最大6シリーズまで発行する予定です。これはGreater Kudu LLCに対する3シリーズ目のIRBであり、最初の2シリーズは総額700億ドルでした。

同社は、データセンターのエネルギー使用量を相殺するため、ニューメキシコ州で885MW以上の再生可能エネルギー容量に投資しています。

2024年には、サウスカロライナ州エイキン、ワイオミング州シャイアン、ミネソタ州ローズマウント、アラバマ州モンゴメリー、ルイジアナ州リッチランドパリッシュの施設を発表し、テネシー州ギャラティンのキャンパスを開設しました。同社はアイオワ州ダベンポートとインディアナ州インディアナポリスでのプロジェクトにも関連していましたが、正式な発表はありませんでした。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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