Eaton、Flexnodeとモジュラー型データセンターインフラで提携

Eatonは重要電源バックアップラックとケーブル管理技術を供給する

電力システムメーカーのEatonは、モジュール型データセンター開発企業Flexnodeと提携し、新たなモジュール型データセンター向けソリューションを発表しました。

この提携の一環として、両社はデータセンターのコンピューティング用途向けに、モジュール式でスケーラブルなラックおよび電源インフラを提供します。協業内容には、EatonがFlexnodeのNX Compute Module向けに、重要電源のバックアップ用ラックやケーブル管理技術を供給することも含まれています。

Flexnodeによると、同社のモジュールは導入期間を平均で35%短縮できるとしています。

EatonのDistributed IT部門シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるLinsey Millerは、次のように述べています。「AI、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、量子コンピューティングの負荷によってラック密度が1MWを超える中で、Eatonのモジュール戦略は、効率的で動的な負荷プロファイルに適応し、多様な地域においてスケーラブルで再現性の高い構築を可能にします。」

「Flexnodeとの協業により、当社のグリッドからチップまでを網羅するデータセンターアプローチを拡張し、完全なモジュール化によって、顧客がより迅速にデータセンターインフラを導入できるよう支援します。」

両社は、この提携によって、Eatonの技術と800V直流電源インフラをFlexnodeの設計から導入までを網羅するモジュール建設と組み合わせた、完全統合型のモジュール型データセンター製品を実現できると主張しています。これらのモジュールは3.5MWから35MWまで拡張可能で、同一サイト内に複数のデータホールを展開することも可能です。

FlexnodeのCEOであるAndrew Lindseyは、次のように述べています。「AIファクトリーのインフラには、最高水準のアーキテクチャ、エンジニアリング、建設が求められます。Eatonとの協業により、Flexnodeの柔軟なモジュール式建築プラットフォームを用いて導入を自動化し、現在そして将来のAIワークロードが求める緊急性、精度、スケールの要件に応えていきます。」

メリーランド州ベセスダに拠点を置くFlexnodeは、2024年に885万ドルのシード資金調達を実施した後、サービスを正式発表しました。

Eatonは、データセンター向け電源設備市場における最大手の一社です。5月には、データセンター向けの新しい無停電電源装置(UPS)を発表しました。この新型UPSは5〜11kWに対応し、設置スペースは4Uで、Eatonの既存データセンター向けUPSの第2世代にあたります。

さらに6月には、Siemens Energyと提携し、データセンター分野向けのオンサイト型モジュール式ガスによる自家発電システムの開発に取り組みました。両社は、標準構成で500MWの電力容量を持つモジュール式プラントを備えたデータセンターの提供を目指しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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