ファーウェイとJD.comが間接蒸発式冷却ソリューションを開発

ファーウェイは、中国の電子商取引大手JD.comと提携し、データセンター向けの間接蒸発式冷却ソリューションの開発を行うと発表しました。

このプロジェクトは、2019年に発表されたファーウェイの既存のFusionCol HVAC間接蒸発式冷却ソリューションをベースにしています。

両社は、この新製器品がエアハンドリングユニット(AHU)の一歩先を行くものであると主張し、彼らはこれを”Environment Handling Unit(EHU) “と呼んでいます。

ファーウェイは、このエアハンドリングユニットが、従来の製品と比べて、熱交換器コアのファウリング率(heat exchange core fouling rate)を75%削減し、熱交換効率を5%向上させたと主張しています。

同社はまた、風力タービンの効率が8%向上したことで、深圳でのPUE1.25の目標達成に貢献したと述べています。更に、EHUはAIを用いた最適化を行っているとも述べています。

今回の提携の一環として、JD Cloudは宿遷市に共同の革新的製品研究所を設置し、そこで両社の製品をテスト・検証を行うとしています。

今回の新製品発表は、米国による制裁措置が同社の収益成長に影響を与えており、ファーウェイが生き残りをかけて注力していると述べています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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