FPTとエネコムがAIおよびクラウドソリューションで中国電力と協力
複数の取り組みで協業
ベトナムのIT企業FPTジャパンホールディングスと日本のテクノロジー企業株式会社エネコムは、日本の電力会社である中国電力株式会社と、デジタル技術を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に係る業務において戦略的な業務協力の覚書を締結しました。
FPTとエネコムは、中国電力を支援するため、生成AIやクラウドコンピューティングの導入など、複数の取り組みで協力します。
両社はまた、コスト効率と拡張性に優れたITソリューションを提供するため、ベトナムを拠点とするオフショア開発センターの設立についても協議しています。
中国電力 執行役員 デジタルイノベーション本部長の鎌倉 仁士は、次のように語りました。「グローバル企業であるFPTの高い技術力と中国電力のビジョンを融合させ、新しい価値が今後生まれることを期待しています。デジタル技術が日々進化する中、これを活用して業務改革を進め、FPTとエネコムの協力を得ながら、業務の自動化・省力化、さらには新しいサービスの創出に向けて挑戦していきたいと考えています。」
FPTとエネコムは、以前から発電システムで提携しています。さらに、2023年には、FPTは中国電力とのMicrosoft 365パイロットプロジェクトを推進しました。
FPTジャパンホールディングス代表取締役社長ド・ヴァン・カック(Do Van Khac)は、次のように述べています。「今回の覚書締結により、三社間の業務協力関係がさらに強化され、お互いの強みを活かして共に成長できると確信しています。FPTの強みは、優秀な若い人材、新しい技術、そして柔軟な対応力にあります。新しいテクノロジーの活用に向けて、FPTはAIサービスやGPUサービスの推進も行ってまいります。今回の業務協力が三社にとって明るい未来を切り開くものと考えています。」
中国電力は日本で6番目に大きな電力会社で、人口700万人以上の中国地方で事業を展開しています。中国の総設備容量は1,079万kWで、101の発電施設を運営しています。現在、170MWの再生可能エネルギー容量を有し、2030年までに少なくとも300MWまで増やす計画です。
FPTは、ベトナムを拠点とするIベトナムに本社を置く世界トップクラスのテクノロジー/ITサービス・プロバイダーです。ハノイとホーチミンを拠点に3つのデータセンターを運営しています。
エネコムは、広島に本社を置く日本のテクノロジーソリューションプロバイダーです。光ファイバー通信ネットワーク、データセンターサービス、クラウドソリューションを提供しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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