JTOWERとNTTドコモがビル用5Gガラスアンテナを日本で導入

AGC株式会社が「窓を基地局にする 」ガラスアンテナを開発

株式会社JTOWER(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中敦史、以下「JTOWER」)は、東京で5Gサービスを提供するため、「窓を基地局に変える」ことができると主張する、ガラスアンテナを開発しました。

日本の通信インフラ会社であるJTOWERは、通信事業者の株式会社 NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:前田義晃、以下「ドコモ」)、ガラスメーカーのAGC株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役・社長執行役員:平井良典)と共同で、新宿三丁目イーストビル(東京都)にこの技術を導入しました。

この3社は、東京のビルにガラスアンテナを設置し、JTOWERの5Gキャリアニュートラルインフラストラクチャに接続しています。

JTOWERは、景観への配慮が重要な屋外イベントスペースや、ビルに隣接する道路での通信環境を改善することが設置の目的だと述べています。

また、インフラ共有により、「ネットワーク事業者にとって、より効率的な5Gエリアの拡大を実現する 」としています。

ガラスアンテナは、5GのSub6バンドに対応しています。

JTOWERは2020年に、5G(Sub6バンド)に対応した共用設備の開発を完了し、国内初のサービスを開始しました。その後、本格的な全国展開を打ち出し、累計124物件(5G、国内、2024年3月末時点)を展開しています。

同社は、インフラ共有の必要性があるより多くのサイトに、ガラスアンテナを展開する計画です。

昨年、ドコモはJTOWERとの間で、170億円(1億1,560万ドル)でドコモのタワー1,552基の所有権を、JTOWERに譲渡する基本取引契約を締結し、その後、ドコモはJTOWERからタワーを賃借しています。

その1年前、ドコモは2012年に日本初のインフラシェアリング企業として設立されたJTOWERに、6,002基のタワーを売却することに合意しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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