三菱重工がModiusとDCIM分野で提携

ModiusのDCIMプラットフォームを三菱重工の電力・冷却製品と統合へ

米国のデータセンターインフラ管理(DCIM)企業であるModiusが、三菱のデータセンター向け電力・冷却製品との統合を目的とした提携を発表しました。

三菱重工業(MHI)とModiusは最近、ModiusのOpenData DCIMプラットフォームをMHIの先進的な電力、冷却、制御技術と統合する提携を発表しました。

Modiusの社長であるCraig Compianoは、次のようにコメントしました。「三菱重工のグローバルなプレゼンスと、当社が掲げるデータセンターの高効率化という使命は戦略的に非常に高い親和性を持っています。三菱重工と共にデータセンターの運用最適化、エネルギー効率改善を目指し、DCIMと三菱重工の先進的な技術を融合させたソリューションを世界中に展開できることを大変嬉しく思います。」

MHIは、ModiusのOpenDataプラットフォームを自社のワンストップソリューションポートフォリオに統合し、リアルタイム異常検出、プロアクティブな診断、実行可能なインサイトを提供する機能を追加します。MHIのポートフォリオには、発電機、チラー、コンテナ型データセンターを含む電源供給システムと冷却システムが含まれます。

MHIのデータセンター&エネルギーマネジメント部長の五味 慎一郎は、次のように述べました。「当社は強みである発電と冷却システムをワンストップで提供することにより、持続可能でエネルギー効率の高いデータセンターソリューションの提供に注力しています。Modius社のDCIMプラットフォームを加えることで、次世代データセンターの包括的な監視・運営・最適化を求めるお客様に対し、より高度なデジタルサービスを提供していきます。」

Modiusは最近、T-Mobileが米国内の80を超えるデータセンターにおけるインフラ管理の近代化と最適化のため、同社のOpenDataプラットフォームを採用することを発表しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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