Vertiv、GSAHと合併しNYSEに上場へ
2020年初頭にVertiv Holdingsとして
Vertivは、GS Acquisition Holdings Corp(GSAH)と合併し株式公開企業となります。
同社の評価額は53億ドルと見込まれていましたが、Rob Johnson現CEOが引き続き経営を継続します。 先週の噂で予測されていた今回の取引は、2020年の第1四半期に完了し、ティッカーシンボル(≒銘柄コード)NYSE:VRTとして株式上場が行われる予定です。
逆さ合併
2016年にVertivをおよそ40億ドルの現金で買収したPlatinum Equityは、今回の取引が成立すると、持ち株比率は約38%となります。
Honeywellの元CEOであり、GS Acquisition Holdings Corp(GSAH)のトップであるDavid M. Cote氏、そしてGoldman Sachs Groupの関連会社を含む取引のスポンサー企業は、Vertiv Holdingsの約5%株式と約705百万ドルの現金をGSAHの信託勘定として保有します。
追加の投資家(Cote氏の関連会社およびGoldman Sachsの関連会社を含む)は、12億3,900万ドルの私募を通じて取引に参加することを約束しました。
この資金は、Vertivの株主に4億1,500万ドルの現金対価(一定の調整の対象)として支払い、取引費用を支払い、Vertivの既存債務を2019年のプロフォーマ調整EBITDAの最大3.6倍に削減するために使用されます。 Vertivの株主に支払われる対価の残りは、GSAH普通株式から構成されます。
この逆さ合併により、Vertivは、時間と費用のかかる新規株式公開(IPO)を経ずに証券取引所に上場することができますが、企業はより厳しいレベルの監視下に晒されることになります。
「この取引により、成長と革新の戦略を加速し、絶えず進化する顧客のニーズにフォーカスしつつ商機を広げることができるようになる」
「業務改善と株主価値を推進した実績のあるDavid( Cote)とのパートナーシップは、成長する業界の中における弊社の強力な基盤を活用し、今後の道筋をさらに強化するだろう。」と、Vertiv CEOのRob Johnson氏は述べています
Cote氏は次のように付け加えました。「Platinum Equity、Rob Johnsonと彼のチームは、過去数年に渡りVertivの長期的な成功に向けての大きな仕事をしてきました。」
「この会社はまさに、私たちが探していた資産であり、優れた業界の中で素晴らしい地位にあり、技術的に差別化された製品、強力な有機的・無機的成長の可能性、そして長期にわたる持続的な改善の機会がある。まとめると、Vertivの短期的および長期的な見通し、そしてこれが株主にもたらす機会を嬉しく思う。」
Data Center Dynamics
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