Viasat、マイクロソフトと共同で全世界にインターネット接続環境を拡大
2025年末までに最大1,000万人規模の接続を目指す
Viasatとマイクロソフトは、全世界で最大1,000万人にインターネット接続サービスを提供するためにパートナーシップを締結しました。
このサービスは、これまで十分なサービスが提供されていなかった地域に接続性を提供することを目的としています。
これらの接続のうち半数はアフリカでのインターネットアクセスの提供に重点を置き、残りの500万は世界各地に提供される予定です。
Viasatは、マイクロソフトのAirbandイニシアチブに参画する最初の衛星通信事業者で、両社は静止軌道(GEO)と低地球軌道(LEO)の衛星と固定ワイヤレスによる技術の共同開発と試験運用を行っています。
マイクロソフトのAirbandは、すでにコンゴ民主共和国、ナイジェリア、グアテマラ、メキシコ、米国で運用されています。今回のViasat社との提携は、このプログラムがエジプト、セネガル、アンゴラにまで拡大することを意味します。
マイクロソフトのテクノロジー&コーポレート・レスポンシビリティ担当副社長であるTeresa Hutson氏は、次のように述べています。「インターネットへのアクセスは基本的権利であり、デジタル技術は人々、企業、政府にとって経済的繁栄を生み出し可能にすると信じています」
「Viasat社と連携することで、従来は接続手段がほとんどなかった遠隔地にも、衛星を利用して接続することができるようになります。私たちは共に、Airbandのリーチを迅速に拡大し、より幅広いプロジェクトのパイプラインと、まだ取り組んでいない新たな国々を開拓していく予定です」
これはすべて、2025年末までにアフリカ大陸の1億人を含む世界中の25億人にインターネットアクセスを提供するという、マイクロソフトのAirband計画の一環となる取り組みです。
このイニシアチブは、マイクロソフトが2017年に開始したもので、同社は現地や 地域のインターネットおよびエネルギー関連事業者、通信機器メーカー、さらに政府機関などと連携しています。マイクロソフトによると、現在までにAirbandは5,100万人以上に高速インターネットアクセスを提供しているとのことです。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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