CBRE:欧州のコロケーション需要が記録的水準を突破
主要4市場は上半期に95MWの追加容量
不動産専門企業CBREが新しくまとめた調査によると、欧州のコロケーション市場は、2018年前半で95MWの容量を拡張し、今年度後半でさらに82MWが拡張されるでしょう。
しかし、今となっては誰もこのニュースには驚きません。(CBRE:2017年データセンター市場レポート)新しいデータセンターの大半をリースする大手クラウド事業者の要望によって、数年間、欧州のデータセンター市場は急激に拡大しています。データセンターは、確かな投資対象として、投資家から注目されています。
働きバチ
2018年上半期には、多くの投資家達は、「FLAP市場」と呼ばれるフランクフルト、ロンドン、アムステルダム、パリのデータセンターハブに再び関心を寄せました。そして、新しく施設を建設しようとしている開発者のために(積極的に投資をし)費用を引き下げました。
Axa InvestmentのData4買収、Iron MountainのEvoswitch買収を含む数多くの買収や、現在、ほぼ中国企業となったGlobal Switchへの新たな投資は、投資家の信頼の兆候と言えるでしょう。
ロンドンとフランクフルトの30MWを含む主要4市場全体の普及は合計で51MWになります。欧州大陸全体で87MWの容量がリースされました。これについて、CBREは過去最高と言っています。
CBREによると、2018年に開発中の全てのプロジェクトが完了するためには、設備投資額で13億ドルが必要になる見込みです。
「欧州市場の驚異的な成長によって、投資家はデータセンターの資産クラスに注目し続けています」とCBREのEMEAデータセンター調査責任者M・パテル氏はこうコメントしています。「M&Aの機会はそう多くありません。投資家はより創造的な手段を使ってデータセンタービジネスに資本を投入しています。開発金融は投資家にとって道が開けているのです」
「社会のデジタル機器やクラウドサービスに依存、データ保存や処理への必要性の高まりは、世界がもっとハイテクに、もっと多くの人々につながるに従い拡大するでしょう。CBREのPortfolio 2040の調査によると、 IoT デバイスが毎日生成するデータ量は40週間ごとに倍増しています。この影響は、欧州のデータセンター動向において非常に顕著となっています。
– Data Center Dynamics
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