ロシアのウクライナ侵攻によりハリコフのインターネットは混乱、WEBサイトが攻撃を受ける

2月23日(水)、ウクライナの金融機関や政府のWEBサイトがDDoS攻撃を受け、ダウンしました。

このサイバー攻撃は、ロシア軍がウクライナに侵攻し、同国への攻撃を継続的に行っている最中に発生しました。

この攻撃はウクライナのいくつかの都市で広域インターネットサービスにも影響を及ぼしています。

23日にドネツクでは、送電網への標的型物理攻撃による停電が拡大する中、主にプロバイダーのEastnetが影響を受け、数時間にわたってインターネットが使えなくなる事態が発生しました。

同日にルハンスク発電所が攻撃を受け、シャスティアとヴルビフカで熱と電力が失われました。

2月24日(木)の朝から、ウクライナ第二の都市ハリコフでインターネットサービスが大きく中断しています。特に影響を受けているのは、プロバイダーであるTriolanの固定回線サービスです。

ロシア国境から約25マイルのところにあるハリコフは、攻撃を受けている数多くのウクライナの都市の一つです。

ウクライナ戦略通信センターによると、23日に閣僚内閣、ウクライナ保安庁、ヴェルホヴナ議会、外務省の公共向けWEBサイトがDDoS攻撃でオフラインになっています。また、ウクライナ最大の金融機関であるPrivatBankの公開サイトもダウンしました。

今回の攻撃は、2月15日に同様のDDoS攻撃を受け、2月17日(木)には東ウクライナのルハンスクでVodafoneのモバイルインターネット接続が一時的に中断されたことを受けて行われたものです。

ウクライナ内務省顧問のAnton Gerashchenko氏は当時、「今夜、ルガンスカヤとドネツク地域のVodafone事業者の通信回線に意図的な転換が行われた」と述べ、切断された地上のファイバーケーブルのような画像を掲載しました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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