暗号通貨暴落の中Coinbaseが大規模障害、マイニングGPUの需要も減少

仮想通貨の価値が暴落する中、暗号通貨取引所のCoinbase(コインベース)で大規模な障害が発生しました。

これに伴い同社の株価も暴落し、今週だけで株価は60%下落しました。

「一部のお客様において、CoinbaseおよびCoinbase Proでの取引および口座へのアクセスに問題があることを認識している」同社は障害発生時にこのように述べていました。

「お客様の資金は安全であり、私たちはこの障害に積極的に取り組んでいる。すぐにここでアップデートを提供します」

ユーザーは、多くの主要な仮想通貨の価格が劇的に下落する中、売却したり、資金を引き出すことができないと報告していました。

最大の通貨であるビットコインは、11月の高値の半分以下にまで下落しました。今週、イーサリアムは20%、Lunaは98%下落しました。

コインベースの収益は過去四半期で減少しています。これは、より広範な経済の減速の中、暗号通貨取引のリスクを冒す投資家の意欲が抑制されていることに起因しています。

最近の財務報告書では、コインベースは、顧客のために不換紙幣と暗号通貨の両方で2560億ドルを保持していると述べていました。

しかし、「顧客のために保管している暗号資産は、破産手続きの対象となる可能性がある」と付け加え、破産した場合には債権者に請求される可能性があるとしています。コインベースCEOのブライアン・アームストロング氏は、ユーザーの資金が危険にさらされているわけではないと述べています。

暗号通貨の暴落はマイニングGPUの需要にも影響を及ぼしている、と台湾のハードウェア大手ASUSTeKは述べています。

共同CEOのS.Y.Hsu氏は、Proof of Work (PoW) 通貨から、マイニングにProof of Spaceを必要とする通貨への移行による影響もあると語っていますが、Proof of SpaceのChiaはピーク時から98%減少しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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