UPSの信頼性を向上させる運用監視システム「PowerShield 8」が誕生
バッテリーマネージメントシステムの新バージョンは、より長いライフサイクルとコスト削減を約束する
ニュージーランドのエネルギーストレージ専門企業であるPowerShieldは、独自の UPS バッテリー管理システムの最新バージョンを発表しました。これにはハードウェアとソフトウェアの組み合わせが含まれています。
PowerShieldの第8世代は、バッテリーの状態をリアルタイムで把握し、電源の停電時の不具合を防ぐのに役立ちます。
PowerHieldのCEO、L.トーマス氏は、「バッテリーの状態を単純に監視する従来のアプローチは、もはやデータセンターのオペレータにとっては十分ではありません。バッテリーの可用性を確保するだけでなく、バッテリーのライフサイクルを最適化することによって投資を最大化する必要があります」と述べています。
知識は力
従来の鉛蓄電池UPSは、寿命がかなり短く(3〜12年)、温度変化に敏感で、材料の劣化に悩まされ、頻繁な点検が必要なため、データセンター運営者にとって頭痛の種となっています。リチウムイオンベースのソリューションは、これらの問題を多少は解決しますが、もっと広範囲なため、まだ人気の主流を見つけることはできません。
PowerShieldは、 VRLAバッテリー を20年以上取り扱っており、その顧客にはブルームバーグ、エクイニクス、ファーウェイ、IBM、マイクロソフト、NASAなどがあります。
同社のバッテリー管理システムは、ハードウェアセンサー、センサーデータを中継するハブ、センサーからのデータをキャプチャー、処理、保管するコントローラー、複数のデータセンター間でバッテリーバンクをモニターできるソフトウェアの4つのコンポーネントで構成されています。
このシステムには自動アラームが付いていて、 DCIM ソフトウェア、施設管理システム、 ビル管理マネジメントシステム( BMS ) との SNMP および Modbus での統合をサポートします。
L.トーマス氏「効果的なバッテリー管理は、バッテリー性能や時間の経過とともに施設の安全性に関して大きな問題になりえる小さな問題に注意を払うことです。PowerShield 8は、これらの問題にとどまらず、データセンターのオペレータに、バッテリー投資についての賢明で安全な決定を下すために必要な検討材料を提供します。」
「バッテリー管理システムの強みは、監視されるポイント数と監視頻度に比例します。定期的なモニタリングでは、データの蓄積、トレンドの報告と記録、そしてスマートな意思決定を行う能力が得られます。これがPowerShield 8の提供するものです」
– Data Center Dynamics
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