デジタルラジエーターQarnotが投資ラウンドで650万ドルを調達
Qarnot Computingは、家庭への暖房も提供する 分散コンピューティング ビジネスを成長させるための研究開発費として650万ドルを調達しました。
パリに拠点を構える同社は、遠隔地の顧客向けに計算を実行するサーバとして機能するユニットを家庭やオフィスに設置し、またユニットはラジエーターとボイラーを兼ねており、余った 廃熱 を利用し建物の暖房として機能させるようです。
新しい投資家として、フランス銀行、Banque des Territoires、そして州の投資家、Caisse desDépôtsなどが加わりました。 Crunchbaseは、Qarnotが3月31日に発表されたベンチャーラウンドで約600万ユーロ(650万ドル)を受け取ったと報告しています。
4年後
「この資金調達により、私たちは新たな一歩を踏み出し、すでに認知され、需要もある我々の製品とサービスの成長を加速することができるだろう。」と、Qarnot ComputingのPaul Benoit代表は述べています。「我々の新しい投資家は、 HPC やビル内のエネルギー効率の非常に戦略的な部分にフォーカスした、Qarnotのビジョンを共有している。」
これは、Qarnotがこの4年間で行った最大の投資となります。同社が大規模な現金注入を最後に受けたのは2016年、フランスのデータセンター企業Data4 Groupが250万ユーロを投資し、最初の個人株主になったときでした。
「Qarnotは従来のデータセンターと競合するものではない。」とData4のCEO、Olivier Micheli氏は述べています。
「これは重要かつ戦略的な投資である。我々は彼らのビジネスモデルを信じている。これは、デジタルヒーターを提供するという破壊的なアプローチだ。これは市場が現在提供しているサービスの変革に真に役立つだろう。」
「QarnotはHPCを提供し、一方我々は自社施設でコンピューティングとストレージを提供している。彼らは分散化、我々は集約化している。Qarnotは柔軟性がある、と我々は保証する。」
このパートナーシップは、Data4の施設での銀行系の既存顧客がQarnotとの議論を始めたことで進み、両社は、協業することで顧客のニーズを満たせるだろうと気づいたようです。
Q•Ware
同社はまた、デジタル水ボイラーも製品ラインナップとして持っています。 QB•1デジタルボイラーは、24台のサーバから放出される熱を回収し、それを使用して水を加熱する製品です。
Qarnotによると、これはより大規模商業ビル用であると言います。デジタルボイラーは現在、フランス最大の食料品店チェーンの1社であるCasinoで、倉庫の1つを加熱するために使用されています。
クラウドコンピューティングの側面では、同社は現在、BNPパリバ、ソシエテジェネラル、ナティクシスなど、いくつかのメジャーなフランス系銀行と契約しています。
Qarnotの製品は、従来の加熱装置と同様、デバイスの温度を調整できるといいます。 同社は、サーバに送信される計算の数を決定することでこれを実現します。暖房を使われない夏季シーズンは。顧客は暖房をオフにすることができ、一切の計算はサーバに送信されなくなります。
同社のソフトウェアQ•Wareは、計算の分配を自動化し、ユーザからの暖房の要求を尊重し、計算は安全に暗号化されて送信されるようにしています。
Data Center Dynamics
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