ITRenewとBlockheating、エッジデータセンターと温室を合体

再利用ハードウェアの廃熱再利用でトマトを栽培

循環経済のスペシャリストであるITRenewは、オランダのクラウドホスティング業者であるBlockheatingと提携して、廃熱を温室に再利用するオールインワンのコンテナ型データセンターを提供します。

Blockheatingは、200kWのコンテナ型エッジデータセンターを製造しています。施設は液体冷却方式を採用し、サーバの廃熱を65°C(149°F)の温水として近くの温室に提供します。このパートナーシップに基づき、コンテナ内には、FacebookなどのハイパースケーラーからリサイクルされたOpen Compute Project( OCP )ハードウェアで組み立てられたITRenewのSesameラックスケールコンピューティングやストレージシステムが配備されます。

温室案件

両社の共同発表によると、オランダには3,700ヘクタール以上の商業用温室があると言います。温室の隣にあるコンテナ型データセンターは、夏に2ヘクタール、冬に0.5ヘクタール分を保温できると言います。これは、毎年大量のトマト栽培をするのに十分な量であるとBlockheatingは述べています。何より、データセンターから廃棄物として排出される熱は天然ガスよりもはるかに安価であり、農家が温室を保温するために燃焼させるガスの量を減らし、排出量を削減します。

廃棄物から資源への廃熱変換については長い間考えられてきましたが、空冷サーバは廃熱を暖かい空気として排出しますが、それは移動させたり利用するのが非常に困難でした。Blockheatingは、費用対効果の高い「水冷サーバの新たな方法」を持っており、2019年にはドイツ国境近くのフェンローで60kW規模のパイロットテストを実施したと述べています。Blockheatingの生産システムは200kWの容量を持っていますが、それは液冷式であるため、、空調に関するハードウェアやエネルギー需要を排除しています。

「最小限の調整で、我々は生産者にエネルギー消費の節約とガスレス栽培に向けたステップを講じる機会を提供する」BlockheatingのJeroen Burks CEOはパイロットテストを行う際にGroenten Nieuwsに対しこのように語っていました。

Blockheatingは、自社の廃熱を再利用するだけでなく、データセンターのハードウェアに関連する内包エネルギーと排出量を削減したいと考え、ITRenewに目を向けました。ITRenewのSesameは、認定された ハイパースケールデータセンター テクノロジーを提供し、ITに関連するCO2と電子廃棄物(eWaste)の最大25%を先延ばしし、ITRenewが「循環性の経済性および炭素削減のメリット」と表現しているものを顧客に提供します。

「Blockheatingは革新的で急成長しているヨーロッパのソリューション&インフラストラクチャ企業であり、グリーンビジネスに取り組んでいる。我々と同じように、適切な方法で実装された サスティナブル (持続可能)なデータセンターモデルが、市場をリードするパフォーマンスと経済性も実現することを彼らは認識している」とITRenewの社長Ali Fenn氏は述べています。

「ITRenewは我々にとって理想的なパートナーである。彼らは、廃棄物は選択である、といった我々の考えを共有している。つまり、何かが廃棄物になるのは、もう役に立たないと判断した場合のみ」Jeroen Burks氏はこのように述べています。

Data Center Dynamics

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