米国エネルギー省、画期的なデータセンター冷却に4,200万ドルの資金提供を発表
米国エネルギー省(DOE)は、データセンター向けの高性能・エネルギー効率の高い冷却ソリューションの開発を支援するため、最大4,200万ドルの資金提供を行うと発表しました。
米国エネルギー省のAdvanced Research Projects Agency-Energy(ARPA-E)機関が、「Cooling Operations Optimized for Leaps in Energy, Reliable and Carbon Hyperefficiency for Information Processing Systems(COOLERCHIPS)」と題するプログラムの運営を行います。
COOLERCHIPSは、”新しいクラスの効率的な高電力密度の計算システム、データセンター、モジュール型システム “を実現する、高効率かつ信頼性の高い冷却システムの開発を目的としています。
このプログラムでは、4つの主要分野に焦点を当てています。
- 次世代高電力密度サーバー向けのエネルギー効率の良い冷却ソリューション
- どこでも効率的に運用できる高電力密度モジュール型データセンター
- データセンターのエネルギー使用量、CO2排出量、信頼性、コストを同時に設計・最適化するためのソフトウェアおよびモデリングツールの開発
- 本プログラムで開発された革新的な技術を効率的に評価・実証するための施設とベストプラクティス。
米国エネルギー省のジェニファー・M・グランホルム長官は、「この夏、米国の多くの地域で経験した異常気象は、重要なコンピューティングとネットワークインフラをつなぐデータセンターにも影響を与え、稼働を継続するには一定の温度を保つ必要がある」
「データセンターを効率的に冷却し、それに伴う二酸化炭素排出量を削減するソリューションを生み出すことは、気候変動との戦いとクリーンエネルギーの未来を確保するために必要な技術的ブレークスルーを支援することになる」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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