Equinix、豪州8つ目のデータセンター開設へ160億円投資
大手 コロケーション 事業者のEquinixは、オーストラリアのシドニーにある8つ目のデータセンターへ、160億円を投資するようです。
通称「SY5」と呼ばれているこのデータセンターは、シドニーの中心部にある商業地域からおよそ2.5マイル離れたアレクサンドリアという地に設立されることになります。このデータセンターでは、24,000㎡もの広大なスペースがコロケーション用ITスペースとして提供される予定です。
シドニー南部に建設されるこのデータセンターは、2019年の終わり頃の開設を予定しており、 まずは第一段階として1825ラックから提供を始めるとしています。また、最終的には9225ラックを収容できるオーストラリア最大のEquinix社データセンターにまで成長する予定です。
SY5が開設されれば、エクイニクスはオーストラリアではシドニー、メルボルン、パース、キャンベラ、アデレード、ブリズベンといった地域に16のデータセンターを保有することになります。
SY5は、Southern Cross NEXTケーブルプロジェクトによって開通された、太平洋を横断する通信ネットワークに接続されることになります。この海底ケーブルは、オーストラリアとグアムを結んでおり、他のケーブルもニュージーランドやシンガポール、アメリカへとつながっています。
アジア・太平洋地域での拡大
過去3年間、Equinixはアジア太平洋地域においてデータセンターなどの建設に800億円以上を投資し、その存在感を増してきました。同社は、アジア太平洋地域において40ものデータセンターを運営しています。今年1月にはシンガポールに4つ目のデータセンターを建設すると発表し、また、韓国にも同社初となるデータセンターを建設すると計画を発表しました。
昨年も、Equinixはシドニーの通称「SY4」と呼ばれるデータセンターにおいて、収容ラック数を1500から3000へと倍増させています。Equinixのオーストラリアにおける最高業務責任者であるJeremy Deutsch氏は、
「我々は、シドニーで新たにSY5データセンターが建設されることにより、Equinixがグローバル規模でさらに成長することを大変嬉しく思っています。SY5の設立によって、さらに我々は単一のプラットフォームを通してオーストラリア地域の市場とアジア太平洋をこえた地域の両方に、スケーラブルなデジタルインフラストラクチャーとオンデマンドなインターコネクションを提供することができるようになります。」
と語りました。
– Data Center Dynamics
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