イーサリアムの「マージ」が完了しPoS移行へ、GPUマイニングは実質的に終了

待望の「Ethereum Merge(イーサリアム・マージ)」が完了し、イーサリアムはプルーフ・オブ・ワーク(PoW)方式からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)方式に移行しました。

これは、世界第2位の仮想通貨が、無意味な計算に電力を消費する大規模なGPUファームをもはや必要とせず、通貨の二酸化炭素排出量の劇的な削減を意味します。

「ハッピーマージ・オール。これはイーサリアムのエコシステムにとって大きな瞬間だ。マージの実現に貢献した誰もが、今日はとても誇らしく感じるはずだ」イーサリアムの共同創設者であるVitalik Buterin氏はこのようにツイートしました。

経済学者のAlex de Vries氏によると、イーサリアムのマイニングは年間72TWh(テラワット時)もの電力量を消費していました。彼は、このマージによってイーサリアムに関連する二酸化炭素排出量が99%以上削減され、世界の電力需要の0.2%が一挙に消滅すると見積もっています。

ただこの統計は推定値であり、未知数のイーサリアムマイナーがビットコイン、イーサリアムクラシック、レイヴンコイン、ビームなど他のプルーフ・オブ・ワーク通貨のマイニングに移行しているという事実を見落としています。

それでも尚、仮想通貨の価格は昨年11月の高値から大きく下落し、またマージの計画も長引き、あるいは他の通貨についてはイーサリアムと同じリターンを提供していなかったこともあり、仮想通貨から完全に撤退する人々も一部出てきています。

GPU マイニングは、マージ後24時間も経たないうちに死んでしまった」とBitfarmsのチーフマイニングオフィサーBen Gagnon氏はツイートしています。中古のGPUはここ数カ月で市場に溢れ始めています。

このバージョンのプルーフ・オブ・ステークでは、イーサリアムの投資家は、トークンをデジタルウォレットに保管し、トークンを持ち出さないことでリターンを得ることができます。Chiaのような他のPoS仮想通貨は、ハードディスク市場で問題を起こしています。

現在約2000億ドルの市場価値を持つイーサリアムは、今後数年間、より多くの取引をサポートし、より分散化され、より安価に利用できるよう、さらなるアップデートを展開する予定となっています

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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