Yahoo Japan、米国2つ目のデータセンタ-完成
最大電力容量16MW、1600ラックを運用
Yahoo Japanの米国子会社”Actapio”は、同社にとって日本国外では2つ目となるデータセンターが完成したと発表しました。2月末に工事を終えたこの16MW規模のこのデータエンターは、ワシントン州にあり、今月末には稼働が開始するとみられています。
新データセンターには8つのデータホールがあり、合計で1600台のラックを収納できるようになっています。単純計算で1ラック当たり平均10kWの電力容量を供給する計算となり、同じワシントン州に2014年に建設された200ラック規模のデータセンターに次ぐプロジェクトとなります。敷地面積は9300㎡を誇り、前回よりもかなりの大きな規模となります。
このデータセンターでは、窓からは中庭とその奥に山々が連なる様子を見ることができたり、建物の周りにはもみじや桜の木が植えられるなど、日本をルーツとする禅の精神を反映させた造りとなっています。
Actapioによれば、ワシントン州の同社データセンターは日本国内のデータセンターと比較しても15%程エネルギーコストを安く運用することが可能です。Yahoo Japanは、YahooとSoftbankのジョイントベンチャーとして1996年に日本初となるWebポータルサイトを立上げました。
Yahooブランドは、昨年にVerizonが買い取りOathとブランドネームを変更しており、今なおYahooブランドを残すのはこのYahoo Japanのみです。
Data Center Dynamics
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