Googleが米インディアナ州で100MWの太陽光発電PPAを締結
フォートウェインのProject Zodiacキャンパス発表に続き
Googleが、米国インディアナ州の太陽光発電所からの電力調達を目的とした電力購入契約(PPA)を締結しました。
再生可能エネルギー開発業者EDPRは今週、インディアナ州デュボイス郡にある100Mwac(138MWdc)の太陽光発電プロジェクトで生産されるクリーンエネルギーについて、Googleと15年間の契約を結んだと発表しました。
このプロジェクトは、 Energy Community (旧炭鉱地域)内に位置し、2025年の操業開始が予定されています。
詳細については明らかにされていませんが、EDPRのウェブサイトには、ハンティングバーグの町の西側に位置するDuff Solar Parkとして知られる、デュボイス郡の100MWプロジェクトが掲載されています。
この取引は、クリーンエネルギーの売買をより効率的にするためにGoogleとLevelTen Energyが共同開発したLEAP(LevelTen Energy’s Accelerated Process)を通じて進められました。
Googleは最近、インディアナ州フォートウェインに新しいデータセンターキャンパスを建設する計画を発表しました。詳細は明らかにされていませんが、「Project Zodiac」という名称で地元政府に提出された書類によると、700エーカー以上の敷地に、12棟の建屋を擁するキャンパスが建設されるようです。
Googleは再生可能エネルギーの主要な購入企業であり、事業の24時間365日のエネルギーマッチングに向けて動いています。2024年、Googleはオランダ、ベルギー、イタリア、ポーランド、日本、ネバダ、アリゾナで電力購入契約(PPA)を結びました。他にも、炭素回収への投資を発表するほか、革新的なエネルギー発電技術のRFPも出しています。また最近、台湾の太陽光発電会社の株式取得も行いました。
EDPRは現在、北米で3.1GWの太陽光発電容量を稼働中および建設中です。同社はこれまでに、米国とオランダのGoogle、テキサスのMetaとPPAを締結しています。
EDPRの欧州での動きとして、同社は最近、欧州の3つの太陽光発電プロジェクトで生産されたグリーンエネルギーを販売するため、匿名の「米国の大手テック企業」と3件の長期PPAを締結したと発表しました。これらのプロジェクトは、イタリアの60MWacのChiaramonte project、ドイツの58MWacのKetzin project、フランスの15MWacのVenoy projectです。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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