
Aggreko、AI需要の高まりに対応して液冷式ロードバンク設備を120MW増設
2026年にさらに設備容量を倍増させる計画
データセンター向け冷却および電源機器プロバイダーであるAggrekoは、AIデータセンター分野からの需要増加に対応するため、液冷式ロードバンク(LCLB)設備を120MW増設しました。
同社は、北米、欧州、アジアにわたる投資により、この設備容量を2026年に再び倍増させる計画であると述べています。
Aggrekoによると、増設されたLCLB設備は、チラーシステムやクーラント流通装置を含む一次および二次冷却ループ向けの液体対液体のテストをサポートします。また、この設備は統合システムテストのための電力負荷プロファイルを模擬します。
この投資によって、建設業者や事業者が高密度設備をより迅速に試運転し、リスクを低減し、より厳しいエネルギー効率要件を満たすことが可能になると同社は述べています。
Aggrekoのグローバルデータセンター部門責任者であるBilly Durieは、次のように述べています。「データセンター市場は急速に成長しています。そして、そのスピードに伴い、エネルギー効率の高い冷却システムを採用する必要があります。これには、革新的なテストソリューションを必要とする課題が伴います。」
「液冷式ロードバンクへの数百万ポンド規模の投資により、ハイパースケールデータセンターの構築に取り組むパートナーを含め、私たちのパートナーは設備をより早く試運転し、リスクを低減し、野心的なエネルギー効率目標を達成することが可能になります。」
同社によると、同社のLCLBはモビリティと遠隔操作を念頭に設計されており、腐食耐性素材で構築されているため、センシティブな環境でも使用できるとのことです。また、フルサービスの試運転支援を提供しており、既製品の提供ではなく、プロジェクトごとのテストプログラムを提供しています。
Aggrekoは、設備の拡大は、次世代AIおよびHPCデータセンターの展開を支援し、地域ごとのサステナビリティおよび効率規制に対応できる体制を整えるものだと述べています。
英国を拠点とするAggrekoは、データセンターに一時的および恒久的な電力、エネルギー、温度管理ソリューションを提供しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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