Microsoftが計画中のアリゾナデータセンターは100%再生可能エネルギーで稼働
米アリゾナ州エル・ミラージュとグッドイヤーに予定されているMicrosoftの次期データセンターキャンパスは、100% 再生可能エネルギー でまかなわれるようです。
MicrosoftはFirst Solar社と提携し、当施設で150MWのSun Streams 2太陽光発電プラントを利用します。
またこの新データセンターでは、地域で約100名の採用を予定しているとのことです。
アリゾナの紺碧(Azure)
「我々は、2019年度中にデータセンターの必要電力のうち、再生可能エネルギーの比率を増やし、50%とする一連の目標を立てていましたが、60%を達成する勢いです。」と Microsoftのエネルギー& サスティナビリティ担当部門のGMであるBrian Janous氏はブログ記事で述べています。
「 新データセンターへの電力供給を全て再生可能エネルギーで賄うことで、2023年までに70%を達成するという次の目標に向かって取り組んでいます。我々は、持続可能性の目標を念頭に置いて、グローバルにクラウドインフラを拡大し続けていきます。」
Azureの他のインフラは依然として再生可能エネルギーと非再生可能エネルギーの組み合わせによって稼働していますが、アリゾナのサイトはPower Purchase Agreement( PPA :電力購入契約)を通じて再生可能エネルギーのみに依存するようです。
「新データセンターでは、 ゼロ廃棄物認証 についても約束します。これは、廃棄物の少なくとも90%が削減、再利用、リサイクルの取り組みを通じて埋め立て地から他の用途に転換されることを意味します。」と Janous 氏は言います。
同社はまた、気温が85°F(29.4°C)以下の場合は 外気冷却 に依存することで、半年以上冷却に水を使用しないことを計画しています。その他、 蒸発冷却システム を使用する予定です。
同社は、ミード湖の水位を維持すべく、アリゾナ州の水不足防止に役立つ水保全プロジェクトへの投資を発表しています。さらに、2030年までに、この水不足の地域で行う事業における適切な水消費バランスを目指しています。
Data Center Dynamics
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