Amazonが 欧州の風力・太陽光発電所24カ所に投資

再生可能エネルギーの購入を拡大し、屋根にソーラーパネルを設置

Amazonは今年、ヨーロッパで24の公益事業規模の風力・太陽光発電プロジェクトに投資しました。また、Amazonは自社ビル15棟の屋根にソーラーパネルを設置し、欧州圏で新たに39の再生可能エネルギープロジェクトを立ち上げ、1GW以上のクリーンエネルギー容量を提供しています。

今週発表された新しいプロジェクトには、ベルギー、フランス、イタリア、スペイン、イギリスのAmazon施設に設置された15の屋上太陽光発電設備、フィンランド、ドイツ、スペイン、スウェーデン、イギリスにおける24のユーティリティスケールの風力・太陽光発電プロジェクト、そしてギリシャにおける同社初の太陽光発電所が含まれます。

「Amazonは、ヨーロッパで160以上の風力発電と太陽光発電プロジェクトを実施し、2025年までに100%再生可能エネルギーで電力を賄うことを目指し、地域の送電網に新たなクリーンなエネルギー源を提供し、雇用を創出し、地元企業を支援しています」と、AmazonのEMEAエネルギー担当ディレクターであるLindsay McQuade氏は述べました。「企業の投資は、クリーンなエネルギーの未来への移行を支援する重要な触媒であり、我々は、より多くの再生可能エネルギーを地域の送電網に供給するために、ヨーロッパ全域の政府、地域社会、エネルギープロバイダーと協力し続けることを楽しみにしています」

Amazonは、ヨーロッパおよび世界で再生可能エネルギーを購入する最大の企業で 、2025年までにAmazon Web Services(AWS)のデータセンター、フルフィルメントセンター、実店舗を含む全事業の電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指しています。

同社は昨年、この目標の90%を達成したと発表しましたが、透明性の欠如が批判されています。Amazonは電力購入契約(PPA)を1時間ごとのエネルギー使用量と一致させていないため、環境面でのメリットが減少しています。

批評家の中には、PPAの価値、特に時間単位で一致しないPPAの価値を疑問視する者もいます。Google、マイクロソフトIron Mountainを含むいくつかの事業者は、24時間365日のマッチング戦略を追求していますが、AWSはまだそのような計画を発表していません。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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